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世界中から愛されるバラ ピエールドゥロンサール

苗木部 (花ひろばオンライン) はじめてのバラ栽培 1月の作業 ~目次~


  ◆ バラの健康診断の仕方
  ◆ バラの植え替え方法(鉢増し)
  ◆ 元気がないバラを回復させる方法
  ◆ バラの植え替えと剪定の時期について
  ◆ 1月に確認したい病害虫
  ◆ はじめてのバラ栽培 1月編のまとめ
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バラ栽培を安心してお楽しみいただくため、12ヶ月計画を立てよう!

まず最初の1月編では、「冬の植え替え」についてご紹介。
寒い冬より、春まで待ったほうが良い??って思われがちですが、実は植え替えに最適なのは「1月」なんです。 鉢植えで管理しているバラは休眠期であるこの季節がベスト! 冬だと葉っぱが無く、枝が見やすいため、枝の色と根を、より細かく観察することができます。 お庭のバラの現在の状態を見極め、最適な植え替えを行っていきましょう!


【1月のバラはどんなことに気をつけるの?】

さて、1月頃のバラといえば、当然落葉しています。 (ただし、1月に購入した販売店などによっては、気候の影響などで落葉してきっていない場合などもあります) 葉っぱが付いていない「枝」だけの状態なんだから、何もしなくても良いよね!なんて思っていませんか?
実はバラたちは葉っぱをつけていない冬の時期に観察してほしい部分があります。「枝」の状態によってその後の冬~春にかけての管理方法や生育方法も変わってきますので、今月号ではその見極めをじっくり解説していきます。


バラをはじめ植物の多くが若くて白い根の先にある、根毛から栄養と水分を吸収して生きています。 土中の太い根は水道管の役割をし、枝や葉っぱヘと栄養を供給します。 鉢植えのバラを何年も植え替えしないままだと、この水道 管が長くなり、枝や葉っぱまでの距離が遠くなるのと、鉢の中の根が詰まってしまい、栄養や水分の吸収が悪くなり、 生 育不良の原因となります。
なるべく短い距離で栄養や水分を届けるため、長く伸びた根を切り詰め、新しい根を出させます。そのときのバラの健康状態にもよりますが、小さな鉢なら1~2年、大きめの鉢なら2~3年に一回くらいの周期で植え替えをおすすめします。

木立性のバラは2月頃に枝を切り戻して生長促進させる「剪定」を控えています。鉢植えのバラを植え替える場合は1月中に行うと良いでしょう。枝の色が悪かったり、根詰まりしていたからといって悲観的にならなくても大丈夫! 大事なのは今のバラ苗の状態にあった植え替えを適切に行うこと!枝色と根っこの健康チェックを活かし、株の状態に合わせて積極的に植え替えを行いましょう。そうすれば根力がグンッとアップし根がリフレッシュし、春の芽吹きにも期待ができます。開花はもちろん、今後の生育にも大きく影響しますよ。

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①株もとを持ち、鉢から株を抜きます。鉢底から出ている根ははさみで切ってもOK。


②根鉢の上から3cmの厚さで細根の塊ができやすいので下から上へほぐしとります。


根鉢の底のあたりにはさみで図のような感じで切れ込みを入れて、手でむしり取りやすくします。


十文字にはさみで切れ込みを入れたら、指を入れて、引き裂くように根底の根をむしり取ります。


全体の1/3~半分程度の根をほぐしてあげてください。優しくね。


長く伸びすぎている根や、傷んだ根をはさみで切って根の長さをそろえてあげましょう。


一回り大きな鉢に鉢底石を敷き(スリット鉢なら不要)元肥入り培養土を入れ株を中央に。


縁の3~4cmしたくらいまで培養土を足し、鉢を少し揺すりながら根の隙間にも土を入れ、最後にしっかり水ぎめを!

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基本的に黄色っぽい枝が目立つような株はあまり良い状態とは言えません。植替えそのものがバラにとってはストレスになるため、状態が悪い苗の植替えは、元気になるかどうかの賭けとも言えます。そこまで状態が悪くなる前に、積極的に植替えを行いましょう。
植え替える際は、古い土をそのまま使うのではなく、なるべく新しい土で環境をリフレッシュさせます。鉢植えの場合なら培養土、地植えの場合なら堆肥がおすすめです。
また、少し疲れたバラの植替えの場合は少し小さめの鉢に植え替えて日陰で管理してあげてください。一年は花を咲かせず養生し、来年の開花に期待しましょう。

鉢のサイズダウンについて


鉢のサイズが大きすぎると、鉢内の水分が多くなり、乾きにくくなります。そのため、なかなか成長せず、根腐れの原因などにもつながります。こんな時は鉢のサイズを小さくし、乾きやすい環境を作ってあげてください。植替えの時は活力剤を使うといいですよ!

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冬のバラの植え替え時期と剪定時期について

基本はしっかりハサミを入れること! 

冬バラの剪定時期については、いろんな資料やインターネットなどの情報により様々ですが、結論から言って1月でも2月でも間違いではありませんし、どちらで行っていただいても、きっと春に花は咲くでしょう。ただし、今月号でもご紹介したとおり、バラは「植え替え」にも相当な体力を消耗します。

あと、剪定する際も、1月よりは2月頃のほうが切るポイントが見やすく、失敗しにくいものです。 体力を消耗するからこそ、剪定や植え替えなどは段階的に行うのが理想です。その際、株の体力をしっかり見極めるのも重要です。 あまりに元気が無いバラなら、その年の春開花は諦め、剪定して身軽にし、日陰に避難させてあげたり、活力剤を打って株の体力の回復に務めるのも得策です。

また、近年は暖冬も珍しくありません。このような季節だと、たとえ冬でも場合によってはバラたちが落葉しないことがあります。 これはすごく迷ってしまいますが、やはり冬に葉をつけているような場合は、枝や根っこ、株が元気な冬バラであっても、葉っぱを落としてあげましょう。手でむしり取っていただいても構いません。葉が無くなることで枝先の成長が止まり、本来の休眠が始まります。 そうすることで例えば2月に剪定を行う際も見やすくて剪定がしやすくなります。

1月に確認したい病気

バラの株元や根っこにできるコブのほとんどは「癌腫病」というウィルス性の病気で、桜やリンゴ、藤などほとんどの植木に発生します。原因は根の傷口から入ったウィルスです。
病気なので放置しておくと栄養が奪われて、成長が衰えます。コブをナイフなどで削り取り、早めにコブを取り除きましょう。繰り返すこともありますが、治ることもあります。ウィルス性の病気なので薬剤での完治が難しいため、株そのものを焼却処分するよう勧める書籍もありますが、そんなことはありません。
よほど弱った若い苗でなければ株が枯れてしまうことはありません。癌腫があっても花を咲かせる木も多いと書いてある本もあります。サクランボなどでは「樹勢を早く落ち着かせるため癌腫病があったほうが良い」と言う生産者もいるほどです。でも、バラの場合は見つけ次第コブを取り除く方が良いです。そして、鉢植えに戻して再発しなくなるまで養生すると良いでしょう。
バラの病気と害虫について

はじめてのバラ栽培 1月編のまとめ

寒さが厳しくも季節を感じられる 1月。山で自生している木々も、すっかり落葉して枯れ枝のようになる頃です。バラにスポットを当ててみても、赤く染まった葉は枝の上部に残すだけとなり、葉の落ちたところから、赤みのある枝や、緑色の枝がのぞきます。

こうなると、世に言う「休眠期」となり、バラたちも ほとんど活動をお休みしています。 この休眠期の間にご自宅のバラの健康チェックをしっかり行い、傷んだり調子の悪いバラは植え替えなどの手入れをします。春以降の開花や生長に必要ないい眠りのため、しっかり準備する大切な期間です。それが、1月のバラ栽培です。 

 バラの枝色をチェックする。→ 枝色に応じて、植え替え、剪定時期を見極める。→ 植え替えと、剪定時期をわける。→ 弱っているバラは、鉢に植え替え、養生する。 → 根が弱っている場合は、根力の回復に努める (活力剤などを使う) → バラ栽培において、大事なことは、秋からたっぷり日光を浴びている点と、水はけが良いかどうかという点、枝の色は赤が一番良いという点です。 

 【バラ栽培1月編 重要キーワード】 植え替え,剪定,健康チェック,枝の色、日照条件

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