香りのすばらしい香水にちなんだ名を持つデルバールで最も人気のバラ。
ナエマは明るくエレガントに咲くソフトピンクのディープカップ咲きです。香り、育てやすさ、大きすぎず小さすぎない樹勢、花色、花形、四季咲き、バラの良いとこ取りの品種です。他のバラよりもやや遅咲きです。
しなやかな補足長い枝先からシルキーなピンクのディープカップの花がすばらしい香りを漂わせながら咲きます。ゲランの香水から命名されただけあって、すばらしい香りです。香水=身につけたい香り。レモングラスとローズ、桃、アンズ、洋梨etc・・・ナエマの香りは様々な香りに例えられます。
バラを愛したグラン家4代目頭首、ジャン・ポール・ゲラン氏が4年の歳月をかけて完成させた香水の名から命名されました。ときどき「ナマエ」と間違った名前で呼ばれることがあります。
木はまっすぐに2~3m伸びますので、つるバラとしてもシュラブとしても使えます。
2006年ぎふ国際ローズコンテストで銀賞とベストフレグランス賞を受賞。
ナエマは葉の縁が外側に丸まっています。品種の特徴で、病気ではありません。放っておいても大丈夫です。葉が丸まるタイプはハダニに注意です。
黒星病に強く、うどん粉病には普通です。樹勢は強く耐暑性も強いです。
ナエマは無剪定や剪定が弱くて小枝ばかりが茂るようになると、花数が極端に少なくなります。 もともとシュートはたくさん出やすい品種なので、鉢植えの場合は毎年の土替え、しっかりした剪定、十分な施肥で、シュートもどんどん出るようになり、花もよく咲きます。
つるバラ仕立てにしたい場合は、直径数mmよりも細い小枝は生え際で剪定します。 鉛筆の太さ前後の細枝は生え際からを数センチから十数センチ程度残す強めの剪定をします。 直径1cm前後の太枝は伸ばしてツル仕立てにしても花が良く咲きます。よく茂ると肥料切れが早いので、葉色が薄くなってきたら早めに追肥をしましょう。
つるバラ(クライミングローズ・CL)とは枝が長く伸びる性質のバラです。アサガオのようにつるが自分で絡みついて登っていくのではなく、枝が長く伸びるだけなので、アーチやオベリスクなどの構造物に人の手で誘引してあげる必要があります。立体的な景観を楽しむのにお勧めです。