一心不乱に嗅いでしまう香り。耐病性に優れ樹勢も強い初心者にオススメのバラ
クリードは、グレーがかった白い花が房咲きになる優しく落ちついた印象のバラです。香りも良く“さわやかなヒヤシンスグリーンをアクセントに、アップル・洋ナシのフルーツテイストと蜂蜜の甘さが、バランス良く広がるダマスク系の香り”と評価され、第13回国営越後丘陵公園「国際香りのばら新品種コンクール」で銀賞受賞するほどです。
樹勢も強く、病害虫にもかかりにくいため初心者にオススメの品種です。うどん粉病に強く、黒星病にも強いです。ちなみに耐寒性・耐暑性もあります。
構造物に仕立てるのなら段階剪定で誘引していきましょう。
花名は「信念」の意。育種した木村卓功さん談。「育種を行う過程でこのバラの香りをかいだとき、一瞬時が止まるような感覚に陥りました。世界で自分のこのバラしかいないと思えるくらいすべてを忘れ、一心不乱にこのバラの香りをかぎました。」「バラの育種で一番大切な事は、自分自身の信念をしっかりと持ち続ける事です。」とのことです。バラの世界は奥深いですね。
シュラブローズはブッシュローズ(木立バラ)とクライミングローズ(つるバラ)の中間的な樹形で、やや高性になるものや半つる性になるものです。鉢植えや花壇、オベリスクなど使い勝手が良いので、用途やシーンを選ばずに用いやすい品種が多いです。
シュラブローズは冬に強い剪定をして木立ちにしてもいいし、トレリスとかオベリスクに誘引しても楽しめます。どっちかといえば、トレリスやオベリスクに誘引して大きくした方が、たくさん花が咲くボリュームがある鉢植えで楽しめます。ベランダで楽しめるつるばらと言う感じです。