香り立つ愛の思い出。花もちの良く香りが強くおすすめ。
鮮やかなポンパドールピンク色の深めのカップ咲きから、咲き進むにつれ、淡いラベンダーピンクのロゼット咲きに変化します。桃や梨をイメージさせる、特に魅力的な芳香品種です。香りが良いバラは花もちが悪いことが多いですが、ローズポンパドールは香りが良いのに花もちが良い代表選手。早咲きで春一番から大きめの花が咲き始めて、夏でも十分なボリュームと香りがいい。花びらもバラバラ落ちません。すぐに汚くなったり傷んだりしません。色が落ちたくらいに花柄つみをすると良いです。初冬くらいまで長く咲きます。四季咲き性が強く、花のボリュームがあるので、寒い地域では秋遅くまでたくさん花を咲かせすぎると、冬場の枝の枯れこみは多くなる可能性があります。
2011年越後丘陵公園「第5回国際香りのばら新品種コンクール」銀賞
淡い緑の枝葉は繊細に見えますが、実際は耐病性も強く、よく茂ります。うどん粉病に強いです。日本の高温多湿な気候でもうどん粉病が出にくい品種を選抜して選ばれた品種です。四季咲きのショートクライマーとして、アーチやオベリスクに仕立てたい品種。強めの剪定にも耐えるので鉢植えでも楽しめます。
品種名はロココ時代に伯爵夫人が好んだ「ポンパドールピンク」から名づけられました。
シュラブローズはブッシュローズ(木立バラ)とクライミングローズ(つるバラ)の中間的な樹形で、やや高性になるものや半つる性になるものです。鉢植えや花壇、オベリスクなど使い勝手が良いので、用途やシーンを選ばずに用いやすい品種が多いです。
シュラブローズは冬に強い剪定をして木立ちにしてもいいし、トレリスとかオベリスクに誘引しても楽しめます。どっちかといえば、トレリスやオベリスクに誘引して大きくした方が、たくさん花が咲くボリュームがある鉢植えで楽しめます。ベランダで楽しめるつるばらと言う感じです。