ライラックの育て方
植え替え・用土
基本的に植え付けは10月~入梅までに行います。水はけの良い、肥沃な土壌に植えます。寒さにも強いです。日当たりを好みますが、2~3時間の日光で大丈夫。過失を嫌うので深植えせずに浅く植え、土を寄せて接木部分を土で隠すとよいです。
施肥・時期
2月ごろに寒肥として油かすと腐葉土や堆肥を株周りに穴を掘り与えます。
花後は油粕と骨粉を株元にまきます。
剪定
ほとんど行いません。夏ごろに枝先に混合花芽をあげてきます。枝先を切ると花が咲かなくなりますので注意。もし、木をコンパクトにする場合は、花後に強剪定行います。台木から伸びる枝は早いうちから切り取ります。
病害虫
病害虫は発生しだい駆除します。カミキリムシに要注意です。
『ライラックは札幌市の木に指定されておりますので、寒い地方の木のイメージですが、本州一帯でも十分育てることができる木です。確かに、夏の暑いのを嫌うので、西日の当たらない場所で水はけが良く、乾燥しにくい場所で育ててやります。マルチングをして乾燥防止をすると安心です。
ライラックを育てる際に注意することとしては、台木から伸びる枝が元気になってライラックそのものが育ちが悪い場合があることです。ライラックは通常接木苗なのですが、イボタノキというぜんぜんライラックではない木を台木(接木の根っこの部分)にします。台木から伸びる枝は早めに切り落とします。
植え付け時は浅めに植えつつ、接木部分を土を盛って隠してやると、台木の根だけでなく、ライラック本来の幹からも根が伸びるので、根の活着がよくなります。