豪華な紅紫色の八重咲きを咲かせるバラの原種。耐病性強い。
「十六夜(いざよい)」は、原種系のバラで耐寒性・耐暑性、耐病性に優れ、虫も付きにくい育てやすいバラです。病害虫の被害もほとんどありません。つる性に分類されていますが、成熟した枝は木質化しよく自立するため、木立のように仕立てても問題ありません。
大変花弁が多いのですが、完全な円形にはならず一部が微妙に欠けることから「十六夜」の名が付けられました。どことなく和風の雰囲気を漂わせるこのバラにピッタリの名前だと思います。葉は小さく山椒にも似た趣があります。蕾がとげとけしているのも特徴的。江戸時代には盆栽で楽しまれていたそうです。小さな蜜柑のような緑~黄色い実がつきます。
原種系のオールドローズ