植え方・用土
年間を通して日当たりと風通しの良い場所で育てます。十分な日光を当てることで丈夫な株になり、開花・結実も良くなります。日照不足では徒長しやすく、花付きも悪くなります。
-5℃前後まで耐えることがありますが、霜や長期間の凍結は避けれる場所で育ててください。
水はけを重視した用土を使用します。硬質赤玉土小粒4:軽石小粒4:日向土2程度の配合がおすすめです。市販のサボテン用
培養土でも問題なく育てられます。
風通しの良い環境で管理し、雨ざらしでも育ちますが、鉢植えでは長雨による過湿に注意してください。大きく育つため、植え替えは2~3年に1回を目安に行います。細かな刺(グロキディア)があるため、植え替えや収穫時は厚手の手袋を着用してください。
水やり
春から秋の生育期は、用土が完全に乾いてからたっぷりと与えます。乾燥には非常に強く、頻繁な水やりは不要です。冬は月に1回程度を目安に控えめにし、低温期は断水気味に管理すると根腐れを防げます。
肥料のやり方
ほとんど必要ありません。与える場合は生育期の春と秋にのみ肥料を与えます。植え替え時に土へ少量を混ぜるか、2か月に1回程度、株元に置き肥をします。もしくは水やりの代わりに、規定の2倍に薄めた液肥(例:N-P-K=6-6-6などのバランス型)を月1~2回与えます。
花芽の付き方
前年に成熟した茎節の先端付近に花芽を形成します。
剪定方法
3月~8月に行うのが最適です。大きくなりすぎた株のサイズ調整や、形を整えるために剪定をします。株が健康であれば必ずしも必要ではありませんが、通気性を良くし、病気を防ぐためには効果的なお手入れです。
葉と葉のくびれている節の部分で切ります。途中で切ると枯れ込みの原因になるため、必ず付け根の関節部分を切り落としましょう。切り口から菌が入るのを防ぐため、直射日光の当たらない風通しの良い日陰で、3~7日ほど切り口を十分に乾燥(カルス化)させてください。
その他栽培や性質の注意点
長い刺は少ないですが、細かい刺(グロキディア)が多数あり、皮膚に刺さりやすいため注意が必要です。作業時はゴム手袋などを活用してください。
増やし方
種まきや挿し木で増やします。
種まき
【種まき時期】 4~7月
【発芽適温】 25~30℃
【発芽日数】 14~30日程度
※環境や種子の鮮度によって前後します。
【発芽率】 新鮮な種子では50~80%程度の発芽率が期待できます。オプンチア属は種皮が硬いため、前処理を行うことで発芽率が向上し、発芽も揃いやすくなります。
【種まきの方法】
種まき用土は、赤玉土小粒4:バーミキュライト3:軽石小粒3程度に配合した清潔で排水性の高い用土、または市販のサボテン・種まき用
培養土を使用します。
種子は硬実種子のため、紙やすりなどで種皮に軽く傷を付けるか、ぬるま湯に24時間ほど浸して吸水させると発芽率が向上します。播種後は2~3mm程度ごく薄く覆土し、霧吹きや腰水で用土全体を湿らせます。
種まき後は直射日光を避けた明るい日陰で25~30℃を維持します。屋外では雨の当たらない明るい軒下、室内では植物育成ライト下やレースカーテン越しの窓辺で管理してください。発芽後は徐々に日光へ慣らし、本格的に生育を始めたら腰水をやめ、乾湿のメリハリをつけながら丈夫な苗に育てます。
【種子の保存方法】
密閉容器に乾燥剤とともに入れ、高温多湿を避けた5~10℃程度の冷暗所、または冷蔵庫の野菜室で保管してください。オプンチア属の種子は比較的保存性がありますが、発芽率を維持するためには購入後1~2年以内に播種することをおすすめします。
挿し木
切り落とした葉は、新しい株として増やすことができます。
切り口を1週間ほど日陰で完全に乾かします。水はけの良いサボテン用の土に3分の1ほど埋めるだけで、簡単に根付きます。
植え付け後は1~2週間ほど水やりを控え、その後は通常の水やりに移行します。