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爽やかな香りのピンクの小花が株いっぱいに咲くグランドカバー

【伊吹麝香草(いぶきじゃこうそう)】 3号ポット苗

商品番号 kusa_s567
価格 ¥ 1,098 税込
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伊吹麝香草(いぶきじゃこうそう)

伊吹麝香草 (いぶきじゃこうそう)の花 ピンク 紫 
伊吹麝香草 (いぶきじゃこうそう)の花 ピンク 紫 

華奢なのにジャコウの香りを漂わせるイブキジャコウソウ

伊吹麝香草(いぶきじゃこうそう)は、北海道、本州、九州、朝鮮半島など様々な場所に分布します。
比較的涼しい環境を好む植物ですが、高山帯から海岸線まで広く分布しているため、耐寒性、耐暑生にも優れている品種です。
冬は葉をつけた状態で雪の中で冬越しします。高山植物としては丈夫なもので、古くより栽培され人気があります。白花や斑入りのものも見られ、また、海外からもさまざまな種類が導入されて親しまれています。

茎は地上をはって延びていき、じゅうたんのように小さな葉を四方に茂らせて地を這うさまは、一見草のように見えますが、ごく小型の木の分類になっているので驚きですよね。枝は斜め上に伸びてだいたい3cm~15cm程になります。
※当店では、宿根草として販売しておりますが、常緑性矮性低木に分類されております。

葉の色は緑で、形は卵形から狭卵形になり、枝の先端に桃色の花が密になって咲きます。全体的に麝香のような芳香があります。

ハーブとして人気のあるタイム(タチジャコウソウ、Thymus vulgaris)とはごく近い種類で、草姿はクリーピングタイムによく似ています。採取して精油として使われる地域もあるようです。

【イブキジャコウソウの特徴】
イブキジャコウソウの名前の由来は、滋賀県と岐阜県にまたがる伊吹山に多く自生種が現存している山野草です。芳香を持つことからつけられたといわれています。石灰石、蛇絞岩、安山岩地帯によく生え、イブキジャコウソウが属するイブキジャコウソウ属は、世界に約350種が分布しています。
また、「タイム」というのはイブキジャコウソウ属の植物の総称で、ハーブで人気のタイムはタチジャコウソウという別名もある近縁種になります。

伊吹麝香草(いぶきじゃこうそう)の特徴


学名 Thymus quinquecostatus シソ科 イブキジャコウソウ属
別名 イワジャコウソウ、百里香(ひゃくりこう)
開花時期 5月~7月
花色・大きさ・花形 桃紫,ピンク・・唇形花
香りの強さ ★★☆☆☆ 中香 麝香(じゃこう)
最終樹高 地植え:0.03m ~ 0.1m 鉢植え:0.03m ~ 0.1m (耐寒性常緑低木)
最終葉張り 匍匐性
栽培用途 鉢植え、地植え、グランドカバー、ローズガーデン
植栽適地 北海道~九州
育てやすさ ★★★★☆ 初心者におすすめ
日照条件:日なた、耐陰性やや弱い、
耐寒性普通、耐暑性普通、耐乾性強い
耐病害虫性 耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんどつかない
苗木部の配送料金について
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お届けする商品について


商品について 商品はポット苗です。根鉢の部分も含め高さ約15cmです。根鉢の大きさは3号(直径9cmポット)です。

開花時期以外は花や花芽はついておりません。冬の間は地上部が枯れますが、春になったら芽吹いてきます。
※こちらの商品は鉢植え栽培が可能です。


伊吹麝香草の育て方



植え方・用土


植え付け適期は春の3月下旬~4月か秋の9月下旬~10月上旬です。

庭植えの場合は、水はけが悪いようなら用土に腐葉土を混ぜ込んで、水はけの良い環境を作ります。株間は30cm程度です。庭植えの場合は、特に植え替えの必要はありません。

鉢植えの場合は、水もちと水はけを考え、鹿沼土(小粒)3・赤玉土(小粒)3・軽石(2~5mm目)2・腐葉土2の割合で水はけの良い配合してください。
また鉢は、平鉢が似合います。横に広がるので、なるべく口径の広い鉢を選びましょう。
。少し盛り上げるように植え付けて下さい。

鉢植えの場合は、株が鉢いっぱいになっているようなら株分けを兼ねて植え替えを行います。
枝が枯れ傷んできたら、根詰まりをしている可能生があるため、根を半分程度に切り詰めて、季節を問わず新しい用土で植え付けて下さい。根を1/3から半分くらい切り取り、鉢の中心に、少し盛り上げるように植え込みましょう。




水やり


春と秋は朝、夏は夕方以降に水やりするとよいでしょう。冬も鉢の表面に乾きを感じたら水を与えます。

庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしますが、過湿な環境が続くと根腐れを起こすので、一年を通じて水やりは控えめにします。また、風の通りのよい場所に置くと、鉢によっては乾燥気味になりすぎることに注意して下さい。




肥料のやり方


春の芽出しから梅雨明け前までと、秋の彼岸ごろから冬前までの間に2週間に1回、液体肥料を施します。さらに、花後と秋の彼岸前後に1回、置き肥を施すと効果的です。ただし、勢いがつくと枝の伸びも早いので、締めてつくりたい場合は肥料を施しすぎないほうがよいかもしれません。

庭植え、鉢植え共に、春と秋に緩効性化成肥料を施す程度で十分です。
肥料が多いと徒長して締りのない草姿になるので、控えめを心がけて下さい。

多くの肥料を必要とする植物ではありません。


剪定方法


夏場の蒸れを防ぐため、花後から梅雨前の間に枝を短く刈り込むとまとまります。





その他豆知識


基本的に高山植物ですが、耐暑性に優れており、風通しの良い環境で育てれば、暖地でも容易に夏越し可能です。
耐寒性にも優れており、適した環境ではよく増え、放任でもよく花を咲かせます。

1年を通して日当たりを好みます。日陰になると間のびしやすいので、日によく当てて締めてつくりたいものです。春から秋は風も重要です。
葉が密生するので風通しをよくして株が蒸れないように心がけます。
夏に蒸れて葉が焼ける場合は、上に寒冷紗を張って暑さをしのぎます。冬の空っ風を嫌います。冬は風をよけて管理してください。常緑で枝に空っ風が当たると乾燥して葉枯れや枝枯れの原因となります。
庭植えの場合は、主に、日当たりのよいロックガーデンなどがおすすめです。地面を這うので、日陰になりやすい大きな植物のそばは避けたほうがよいでしょう。




増やし方


株分け:植え替えの際に手で割れるようなら株分けします。根が少なくても、ほとんどの場合は発根します。

さし木:春から初夏が効果的です。剪定した枝を細かい培養土にさせば、早いものでは1か月で発根します。