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日本原産の可憐な青花の山野草

【イワシャジン 青花】 3号ポット苗

商品番号 kusa_s577
価格 ¥ 1,098 税込
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東京都

イワシャジン

イワシャジン 青花


日本原産の可憐な青花の山野草

イワシャジンの青花種についてです。日本原産の植物で本州の中部-東海地方の一部に分布します。本来は、霧の多い滝や山地の沢、渓谷の湿り気のある岩壁などに自生するため、栽培する際に初心者の方はやや注意が必要です。
自生地によって草丈や姿に若干の違いがあり、産地の名前を冠してそれらは変種として区別されています。
主な開花期は8月~10月頃、細い茎に釣鐘形の花をぶら下げるように付け、色は青紫色で先端が5つに切れ込みます。茎葉は線が細く草姿は繊細な雰囲気を持っていますが、岩場などにしっかりと根を張る気丈な性質のとても可憐な花です。

春に芽を出して茎葉を伸ばして生長し花を咲かせたあと、冬の初めに茎や葉が枯れて冬至芽と言われる芽(と根)の状態で冬を越します。

※本種は青花種のイワシャジンです。

【イワシャジン全般の特徴】
イワシャジンは、漢字で書くと「岩沙参」という文字起こしになります。
沙参(シャジン)というのは、漢方薬の生薬の一種で、イワシャジンが属するツリガネニンジン属や、その近縁種の根を乾燥させたものです。
岩場に生える沙参(しゃじん)という意味でイワシャジンの名前が付いています。
また、地域によって変異することが多い品種のため、産地による変種がみられます。
代表的なものに鳳凰三山(南アルプス薬師岳、観音岳、地蔵岳の総称)産のホウオウシャジンがよく知られています。ホウオウシャジンは草丈が低くて葉が細い、萼が大きく反り返るなどの特長があります。
そのほかにも雨畑山産のアマハタイワシャジン、梅ヶ島産のウメガシマイワシャジンなどがあります。
また、本種は青花種ですが、白花種もあります。

イワシャジン 青花の特徴


学名 Adenophora takedae キキョウ科 ツリガネニンジン属
別名 イワツリガネソウ
開花時期 9~10月
花色・大きさ・花形 青色・小花(1.5cm位)・釣鐘形
最終樹高 鉢植え:0.2m ~ 0.7m (耐寒性多年草宿根草)
栽培用途 鉢植え、グランドカバー、寄せ植え、ロックガーデン、ボーダー、ローズガーデン
育てやすさ ☆☆☆☆ 難しい
日照条件:日なた~半日陰、耐陰性強い、
耐寒性強い、耐暑性やや弱い、耐乾性弱い
耐病害虫性 耐病性:普通 害虫:普通
芽吹き時期 3月上旬~4月上旬
花言葉 「感謝」「誠実」
苗木部の配送料金について
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お届けする商品について


商品について 商品はポット苗です。根鉢の部分も含め高さ約20cmです。根鉢の大きさは3号(直径9cmポット)です。

開花時期以外は花や花芽はついておりません。冬の間は地上部が枯れますが、春になったら芽吹いてきます。
※こちらの商品は鉢植え栽培が可能です。


イワシャジンの育て方



植え方・用土


日照の調整をしたいので、鉢植えでの栽培をオススメしております。
植え付け適期は3月上旬です。栄養葉が出始める4月上旬頃までに、秋になって葉茎が枯れる10月中旬~11月上旬が植え付けや植え替えの時期です。
用土は、水はけのよい土が適していますので、市販の山野草用の培養土を使うか、自家配合して土を作ります。
配合例は、桐生砂4・焼赤玉土3・硬質鹿沼土3の配合土、または鹿沼土小粒単用、火山レキ単用などです。元肥として鉢底に数粒の緩効性化成肥料を入れておきます。
鉢は通気性の良い腰高鉢が適しています。


水やり


乾燥が苦手な性質で、極端に乾燥させると葉先が枯れ込んできます。
用土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをして下さい。
春と秋は朝に、夏は朝と夕方に、葉の上からたっぷりと水を注いであげます。
ただし、雨が多く湿度の高い時期は、水やりを少し控えた方が葉や株を傷めません。
冬場はやや乾燥気味に管理しますが、完全に乾かしてしまわないように注意して下さい。


肥料のやり方


栄養葉が出始める頃から6月頃まで、液体肥料を月に2~3回程度、施します。
真夏の暑い時期はやや生育が衰えるので7月、8月は肥料をストップします。
その後、花後から11月上旬頃までも同様に液体肥料を施して下さい。
肥料が多いと花付きが良くなりますが、本来の儚げな風情ある姿ではなくなってしまいます。
控えめに施した方が、イワシャジン本来の草姿が楽しめます。


花芽の付き方


春に芽を出した後に栄養葉と呼ばれるスペード型の葉を広げます。
この時期はよく日の当たる場所で管理して下さい。
特に成長期である春は、日光を充分に当ててあげることで丈夫な株に育ちます。



その他栽培や性質の注意点


※本種は青花のイワシャジンです。


その他豆知識


イワシャジンは、冬に地上部が枯れ、冬至芽と根の状態で越します。そのため、冬場は土の様子を見つつ乾燥しない程度に水やりをする必要があります。
逆に水のやりすぎで多湿にすると、凍結により根茎を傷めるので数日に1回程度でいいでしょう。

芽出しごろからは明るい日あたりで育てます。茎が立ち上がり始めたら遮光をしはじめ、梅雨明けには50~70%遮光して、風通しが良い涼しい場所で育ててください。
強い乾燥や暑さには弱いため、梅雨入り以降は、強い直射日光は避け、
落葉樹の下などの半日蔭の場所や、室内などで育てることをおすすめします。
真夏は直射日光を浴びると葉焼けを起こすので、半日蔭で管理できない場合は遮光をします。
夏が過ぎて涼しくなる頃から、イワシャジンの蕾が開花し始めます。
花が終わって再び栄養葉が出たら、日のよく当たる場所で管理して下さい。
冬の管理は、耐寒性はあるので、戸外での冬越しが可能ですが、雨を避けられ、凍結の心配のない場所で管理して下さい。


病害虫の予防法


ハダニ、ナメクジ、バッタ、アオムシなどが発生します。
見つけ次第、対処して下さい。


育て方のまとめ


2~3年に一度は植え替えを行います。
古い根を取り除いて、新しい用土で植え付けて下さい。


増やし方


種まきと株分けでふやすことができます。