植え方・用土
カルビンスキアヌスは丈夫なため特に土質は選びません。コンクリートのわずかな隙間からでも育つほど強健です。乾燥には非常に強いですが、多湿は苦手とするので水はけの良い場所に植えてあげましょう。
水やり
地植えでは基本必要ありません。夏の高温期、雨が降らない日が続くようなら与える程度で大丈夫です。鉢植えは土が乾いたらたっぷりと水を与えます。
肥料のやり方
鉢植えの場合は、有機質の肥料なら「ニーム核油かす」か
有機液肥を少なめに与えて下さい。地植えではほとんど肥料は必要ありません。
剪定方法
大きく育てたいときは放任して育てますが、徒長してしまった場合や、花数を増やしたい場合は花の終わる晩秋に切り戻します。適宜切り戻すことで、草姿を整え脇芽から枝が伸び花数が増えていきます。剪定には強いため、コンパクトにしておきたい場合は適宜刈り込んでも大丈夫です。
病害虫の予防法
特に注意する病害虫はありませんが、風通しが悪いと4~5月はうどん粉病がつくようです。薬剤散布で駆除しましょう。
日頃の観察が大切で、害が広がらないように早めの防除や対策を心がけて下さい。
環境や種類選びによってもかなり減らすことができます。また、同一品種を多く植えるのではなく、いろいろな品種にハーブなどを加えて混植することも対策の一つです。
※害虫よけには、「ニーム核油かす」を適量お使い下さい。
●病気と害虫を防ぐ工夫
(1.適材適所)
植物を健康に育てるためには、環境に適したものを植えることが大切です。
住んでいる地域の気候の特徴を考え、庭の日照、風通、排水性などを考慮し、無理なく育つ植物を選びます。
※排水性UPには「
パーライト」をご使用下さい。保水性UPには「
腐葉土」をご使用下さい。
(2.連作をしない)
同じ種類の植物を同じ場所に何年も植えていると、連作障害を起こすとともに、その植物に被害を及ぼす同一の病害虫の密度が高まります。
(3.水やり、肥料の過多(特にチッ素肥料))
軟弱に育ち、病気に対する抵抗力がなくなります。株間を適切にとり、切り戻しや間引きなどを行い、日当りと風通しを良くすることが大切です。
(4.花がらをこまめに摘み取る)
花がらが茎葉に付着した状態で雨に当たると、灰色かび病(ボトリチス病)を発生させます。花がらをつけておくと種がつき、株も消耗します。なるべく早く摘み取ります。
(5.雑草を放置しない)
雑草は風通しや株元への日照を妨げ、病害虫を発生しやすくするだけでなく、土壌の養分も横取りします。
増やし方
株分け、種まき、差し芽など。