植え方・用土
植え付けは3月~5月もしくは9月~10月が適期です。日当たりと水はけの良いところを好みます。日当たりの悪い場所では、茎が細く間延びして、花付きも悪くなります。水はけが悪いと根腐れを起こしやすくなりますので注意が必要です。逆に乾燥には非常に強いので、水切れで枯らしてしまうことは少ないです。過湿が苦手ですので、風通しよく、水はけをよくしてあげてください。1株でもよく広がるので、株と株の間隔は15cm~20cmほど間隔をあけて植えてあげてください。植え付け時は肥料は必要ありません。
寒さに強いので、特に防寒対策は必要はありません。
水やり
根付くまで2~3年かかりますが、それまでは生育期は雨が降らない日は水やりをしてください。早朝か夕方に水を与えてください。常に湿っていると根が育たず弱ってしまいます。乾いていないときは与えないように。
肥料のやり方
肥料は寒肥として緩効性肥料を12月から1月ごろに与えてあげてください。鶏糞は与えないようにします。冬に与えることで、春にかけてゆっくりと効いてきます。もしくは開後に
液体肥料か
化成肥料を少量与えます。この時、
液体肥料は薄いものをお使いいただき、根が肥料焼けを起こさないように注意してください。窒素分の多い肥料は花付きが悪くなるので、控えめにしてあげてください。
剪定方法
梅雨や夏場の湿気に弱いので、株が蒸れるのを防ぐために5月から6月に剪定をします。枯れた花を花首から切り落として、伸びすぎた草丈は半分くらいに切りつめます。あまり切り過ぎると新芽が出てこないので注意してください。
その他栽培や性質の注意点
雑草対策をしましょう。4月ごろと、7月ごろ、9月ごろに草取りしてください。早めの除草で管理が楽になります。
その他豆知識
長い期間同じ場所に植えられている芝桜は、根が地上に浮き上がってきたり、株元が少なくなってくることがあります。その根に土をかぶせて埋めていく作業を、目土といいます。株の上から茎の下半分が埋まるくらいの土をかけて茎と土の隙間を埋めることで、乾燥を防ぎ、発根が促され、株の生長を促します。
病害虫の予防法
乾燥しやすい夏はハダニが発生しやすくなります。時々株の上から水をかけてあげると、ある程度予防ができます。
増やし方
10~11月に挿し木や株分けで増やします。