Pouteria torta
アビウ|ピローソ 実生苗



毛深い「アビウ」。味の違いにも注目!
「アビウ・ピローソ」はまるで産毛をまとったアビウ。普通のアビウとはまったく異なる「ふわふわの果皮」と、より濃密で甘い果肉を持つ、ブラジル原産の非常に珍しいPouteriaです。
ブラジルで「Abiu Piloso」「Fuzzy Abiu」「Abiurana」「Cabo-de-machado」などと呼ばれるアカテツ科Pouteria属の果樹です。ブラジルのセラードなどに自生する植物として知られ、食用になる果実を付けます。
学名については少し注意が必要です。流通上は「Pouteria torta subsp. glabra」の名前が広く使用されていますが、現在一部の情報サイトでは、この学名をPouteria guianensisのシノニムとして扱っています。一方、過去および一部の植物誌ではP. torta subsp. glabraとして認められてきた経緯があります。また、私自身Pouteria guianensisと呼ばれる果物を食べたことがありますが、明らかに違う特徴がありました。
この果実を一目見て分かる最大の特徴が、果皮を覆う細かな毛です。
一般的なアビウ(Pouteria caimito)の果実は黄色く滑らかな果皮を持ちますが、アビウ・ピローソでは黄色~黄橙色に熟す果実の表面に細かな毛が現れます。「Piloso」はポルトガル語で毛深い、毛のあるといった意味で、英語圏で「Fuzzy Abiu」「Woolly Abiu」と呼ばれるのも、この特徴に由来します。
植物学的な記載でも果実は約3~5cmで、熟すと黄橙色となり、表面には脱落性の刺激毛があることが記録されています。
この毛には見た目以上に面白い特徴があります。
栽培者の間では、果実を覆う毛によってミバエが産卵しにくくなるという利点が指摘されています。
そしてもちろん、果実は食用です。
販売・栽培されているアビウ・ピローソの果肉は、一般的なアビウよりも甘く、より密度の高い質感を持つと評価されています。 普通のアビウがゼリー状で瑞々しい食感を楽しむ果物だとすれば、こちらはより密度のある果肉を楽しむタイプという違いがあり、Pouteria属を食べ比べるうえでも非常に興味深い存在です。
ただし、果実表面の毛には注意が必要です。植物学的資料では成熟果に刺激性のある毛が存在すると記録されているため、果実を食べる際には表面の毛を直接口に入れず、十分に除去してから果肉を利用するのが安全です。
樹は生育が比較的早く、日向から半日陰で栽培できます。水分を好む一方で、用土には十分な排水性を持たせ、有機質を含んだ土壌が適しています。短期間の乾燥にもある程度対応するとされています。
原産地のセラードは、雨季と乾季が明瞭なサバンナ性の環境です。Pouteria tortaとして扱われる植物は、特に排水の速い砂質土壌にも生育します。 そのため日本で栽培する場合も、「熱帯果樹だから常に大量の水」という管理より、暖かい時期には十分に水を与えつつ、根が長期間停滞水に浸からない環境を作ることが重要でしょう。
耐暑性は高く、日本の夏季には旺盛な生育が期待できます。一方、耐寒性については日本での栽培データがほとんどありません。熱帯~亜熱帯性のPouteriaとして、まずは鉢植えで育て、冬季は霜や凍結を避けて管理することをおすすめします。
普通のアビウを知っているからこそ、より面白く感じられる果物です。
黄色い果実を覆うふわふわの毛。その毛が果実を害虫から守る可能性を持ち、中には一般的なアビウよりも甘く濃密と評される果肉が隠されています。
アビウ・ピローソは、「アビウの毛深い変種」という見た目の珍しさだけではなく、果実の質にも独自の魅力を持ったPouteriaです。日本ではまず見かけることのない、南米珍果樹のコレクションにもぜひ加えたい一種です。
「アビウ」はアマゾン地方で生まれたフルーツで、日本ではめったに流通しない激レアな熱帯果実です。現在はアンデス山脈、エクアドル、ブラジル、タヒチ、オーストラリアの一部の地域などでも栽培が進んでいます。果皮は黄色、果実は乳白色でゼリーのような弾力があり、完熟した柿のようなとろけるような甘さを持ちます。そのまま食べても良し、シャーベットやアイスクリームに入れても良しのとっても「森のコラーゲン」とも呼ばれる美味しい南国フルーツです。沖縄では年に2回結実するそうです。樹高は放任すれば10mほどですが、環境が合えば35m伸びることもあるそう。
【アビウ・ピローソ】 の特徴
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学名
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Pouteria torta subsp. glabra アカテツ科 ポウテリア属
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別名
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アビュー、カイミート
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収穫時期
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晩夏から秋
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果実の用途
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生食、加工用(お菓子、ジュースなど)
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結果年数
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3~5年
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最終樹高
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鉢植え:1m ~ 2m (常緑中高木)
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栽培用途
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鉢植え、観葉植物、インテリアプランツ
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植栽適地
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日本全国(原則、鉢植え栽培)
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育てやすさ
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★★☆☆☆ やや難しい 日照条件:日なた、土壌酸度:中性 耐寒性弱い(10度)、耐暑性やや弱い
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耐病害虫性
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耐病性:普通 害虫:普通につく
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芽吹き時期
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4月頃
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花言葉
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契り
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お届けする商品について
| 商品について |
商品は実生ポット苗です。根鉢の部分も含め高さ約20cmです。根鉢の大きさは3号(直径9cmポット)です。実生とは種から生まれた苗です。
花や果実はついておりません。 |
アビウ ピローソの育て方
植え方・用土
日あたりと水はけのよい肥沃な土壌を好みます。10度以下になると枯死する可能性があるため、肌寒くなってきたら室内で管理するようにしてあげましょう。
水やり
土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。根腐れを起こしやすいので、やりすぎ厳禁。成木になると乾燥により強くなります。
肥料のやり方
肥料食いなので年に3~4回、完全肥料(NPK肥料)を与えます。タイミングは収穫後のお礼肥として。
剪定方法
若木のうちは剪定は軽めに。樹高が3m以上、枝が1m以上に伸びたらしっかりと剪定をしていきましょう。ある程度木が大きくなったら、下枝は切ってしまいます。込み合う枝、枯れた枝は適宜、根元から剪定します。