Brownea macrophylla
ブロウネア|ローズ・オブ・ベネズエラ 実生苗



朱赤の花色が印象的な熱帯花木
「ブロウネア(ローズ・オブ・ベネズエラ」は太い幹や古い枝から直接現れる、巨大な赤い花房。さらに新芽は柔らかく垂れ下がり、淡いピンクから赤褐色へ染まる。花だけでなく、新葉の展開まで見応えのある南米の熱帯花木です。
マメ科Brownea属の常緑低木~小高木です。パナマからコロンビア、ベネズエラ、エクアドル、ペルーにかけて分布し、湿潤な熱帯雨林の林床に生育します。自然下では4~12mほどになり、密度の高い傘状の樹冠を形成します。
本種最大の魅力は、なんといってもその花です。
一般的な花木のように枝先だけで開花するのではなく、太い枝や幹に近い部分から直接花序を形成します。そこに多数の赤~朱赤色の花が密集して咲き、全体では大きな球形~半球形の花房になります。濃緑色の葉の下に巨大な赤い花房が浮かび上がる姿は、非常に熱帯的です。
花には蜜があり、原産地ではハチドリをはじめ、ハチやチョウなどさまざまな生き物が訪れます。単に人間から見て美しいだけでなく、森林の中で送粉者を引き寄せる重要な花でもあります。
そして、花と同じくらい面白いのが新芽です。
新しく展開する葉は最初から硬く水平に開くのではなく、非常に柔らかな状態で枝先からまとまって垂れ下がります。若葉は淡いピンク、赤銅色~赤褐色などを帯び、まるで色鮮やかな布が枝から垂れ下がっているような独特の姿になります。
その後、葉が成熟するにつれて緑色へ変化し、しっかりとした大きな羽状複葉になります。
つまり本種は「赤い花を楽しむ植物」というだけではありません。赤く垂れ下がる新葉から成熟した濃緑色の葉、そして幹や古枝から現れる巨大な赤い花房まで、成長段階によってまったく違った表情を楽しめます。
自生環境にも特徴があります。
本種は熱帯雨林の林床を構成する樹木で、河川周辺など周期的に冠水するような場所にも生育します。そのため乾燥を好む植物ではなく、年間を通して暖かく湿潤な環境に適応しています。
栽培でも水切れには注意します。
有機質を含み、適度に水分を保持できる土壌を好みます。ただし鉢植えでは水を好むことと常時水没させることは別なので、保水性を持たせながら排水も確保します。
また、森林の下層に生育する性質から半日陰にもよく適応します。特に幼木では強烈な直射日光へいきなり当てるより、明るい半日陰から徐々に環境へ慣らす方が管理しやすいでしょう。
耐暑性は非常に高く、日本でも暖かい季節には良好な生育が期待できます。
一方、耐寒性は期待できません。湿潤な熱帯地域の植物で、霜には耐えないとされます。日本では沖縄など一部地域を除き鉢植えや温室栽培を基本とし、冬季は十分な温度を確保することをおすすめします。
成長は比較的ゆっくりです。
巨大化するスピードの速い熱帯樹とは異なるため、若いうちは鉢植えでもじっくり育てられます。最終的な花を目標にしながら、それまでの美しい新芽を観賞するだけでも十分に面白い植物です。
なお、食用果樹ではありません。食用としての利用は知られておらず、主にその美しい樹姿と花を楽しむ観賞植物として栽培されます。
深い緑の熱帯雨林の中で、枝先から赤銅色の新葉が柔らかく垂れ下がる。
そして成熟した樹では、今度は幹や古い枝から真っ赤な巨大花房が現れる。
花のない時期まで美しく、開花すればさらに印象が一変する。熱帯雨林らしいダイナミックな植物の姿を楽しみたい方におすすめしたい、非常に美しい南米原産の花木です。
【ブロウネア(ローズ・オブ・ベネズエラ)】の特徴
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学名
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Brownea macrophylla マメ科 ブロウネア属
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花色・大きさ・花形
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朱赤
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最終樹高
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鉢植え:1m ~ 2m (常緑小高木)
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栽培用途
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鉢植え、温室など
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成長の早さ
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遅い
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植栽適地
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沖縄(鉢植えであれば、全国での管理が可能です。)
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育てやすさ
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★★★☆☆ 育てやすい 日照条件:半日陰、土壌酸度:弱酸性 耐寒性弱い(10度)、耐暑性やや強い、耐乾性弱い
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耐病害虫性
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耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんどつかない
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| 商品について |
商品は実生ポット苗です。根鉢の部分も含め高さ約30cmです。根鉢の大きさは3号(直径9cmポット)です。実生とは種から生まれた苗です。実生苗は雑種のため詳細な品種名はありません。 ※実生苗は雑種のため詳細な品種名がないため、親品種名を記載しています。 国外から種を取り寄せ、国内で発芽・生産をしております。実生1年目ですので、苗はまだ小さく、苗の形や大きさに個体差があります。 ※花や果実はついていません。 |
ブロウネア ローズ オブ ベネズエラの育て方
植え方・用土
基本鉢植えで管理し、有機質を含み、適度に水分を保持できる排水性のある用土に植えつけます。
水やり
気温が高い生育期は乾燥させすぎないよう、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげてください。
肥料のやり方
マメ科の植物ですのであまり多肥にならないようにします。年に1度堆肥、腐葉土などの有機肥料を混ぜる程度で十分です。
その他豆知識
耐寒性がないので冬は加温管理が必要です。どんな樹種にも言えることですが幼苗よりも生育した樹のほうが耐寒性が増します。冬に落葉することもありますが、大苗の場合は小枝などは枯れこんでしまうものの春には芽吹くようです。
増やし方
挿木