植え方・用土
植え替えは9月から11月ごろ、または3月から5月ごろに行ってください。適期は3月ごろです。水はけの良い肥沃な用土を好みます。どちらかというと弱酸性土壌を好みます。配合は、赤玉土7、
腐葉土3の割合。市販の園芸用培養土でも問題ありません。当店の
花ひろば培養土(鉢植え専用用土) もおすすめです。
水やり
根が浅く張るので水切れに注意が必要です。基本的には土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えてください。特に、開花期や果実の肥大期は水切れを起こさないよう注意が必要です。
冬は生育が鈍るため、水やりを控えめにします。
肥料のやり方
春の芽吹き前、開花前、収穫後に緩効性肥料を施します。生育期は月1回程度、薄めた
液体肥料を与えると樹勢が安定します。
花芽の付き方
その年に伸びた新梢や前年枝の葉腋に花芽を形成します。
剪定方法
剪定の適期は2~3月頃です。高さ50~80cmで切り詰めて、基本となる主枝を3~4本ほど出して形を整えていきます。徒長枝や込み合っている枝など不要な枝は間引き剪定してください。
その他栽培や性質の注意点
完熟果は非常に傷みやすいため、やや柔らかくなった頃に収穫し、早めにお召し上がりください。種子や未熟果にはアセトゲニン類などの成分が含まれるため、種子は食べないようにしてください。
病害虫の予防法
特に気になる病害虫はありません。風通しを良くし、過湿を避けることで病害を予防できます。カイガラムシ、アブラムシ、ハダニが発生することがあるため、早期発見・早期防除を心掛けてください。
育て方のまとめ
日当たりの良い、夏は涼しく冬は暖かい場所で管理してください。耐寒性はマイナス2度前後までありますが、生育適温が18~25度前後になります。最低気温が15度以上の時期は戸外で、30度を超えるような日は涼しい室内に取り込んでいただくと安心です。冬は最低温度5℃以上が保てる日当たりのよい場所で様子をみてあげてください。また、本来大木になる木なので鉢植えでの管理がおすすめです。
また、チェリモヤは受粉樹は不要ですが、雌雄異熟花なので人工授粉をしていただく必要があります。1つの花に雌しべと雄しべがあり、雌しべが先に熟し、後に雄しべから花粉がでます。蕾が開きかけた頃に雌しべが受粉可能になっているので、既に咲いている花の雄しべからやわらかい筆などで花粉を採って、雌しべの柱頭につけてあげます。花粉は冷蔵庫で保存すれば2~3日はもちます。
増やし方
【種まき時期】 5~8月 室内で温度管理ができるならいつでもまけます。
【発芽適温】 25~30℃
【発芽日数】 20~40日程度
※種子の鮮度や管理環境によって前後します。
【発芽率】
新鮮な種子では80~95%程度の発芽率が期待できます。アンノナ属の中でも比較的発芽しやすい種類ですが、乾燥に弱く、採種後時間が経つと急激に発芽率が低下するため、できるだけ新鮮な種子を使用してください。
【種まきの方法】
種まき用土は、赤玉土小粒4:バーミキュライト3:軽石小粒3程度に配合した清潔で排水性・通気性に優れた用土、または市販の種まき用培養土を使用します。
種子は25~30℃程度のぬるま湯に24時間浸して十分に吸水させます。1~2cm程度覆土し、播種後はたっぷりと灌水してください。
種まき後は直射日光を避けた明るい日陰で25~30℃を維持します。屋外では雨の当たらない暖かい軒下、室内では育苗器や植物育成ライト下、レースカーテン越しの窓辺など温度を保ちやすい場所で管理してください。発芽までは用土を乾燥させないよう注意し、発芽後は徐々に日光へ慣らして丈夫な苗に育てます。
【種子の保存方法】
密閉容器に乾燥剤とともに入れ、高温多湿を避けた10~15℃程度の冷暗所で保管してください。長期保存には向かないため、購入後はできるだけ3~6か月以内に播種することをおすすめします。