Salacca wallichiana
南国らしい野性的な雰囲気のレア品種
「サラッカ ワリチアナ」は東南アジアに自生するヤシ科の果樹で、特にタイでは国民的フルーツとしても知られています。果実表面は赤褐色~暗褐色の光沢ある鱗状模様に覆われており、独特な質感から非常に印象的な外観をしています。果実は一般的なサラクよりやや細長い形になることがあり、果肉は白色~淡黄色。品種や個体差によって風味は異なりますが、甘みと酸味のバランスが良く、パイナップルやリンゴ、柑橘を合わせたような爽やかな風味を持つ系統も知られています。食感はシャキッとしており、みずみずしさと歯応えを同時に楽しめます。株は非常にトゲが多く、葉柄や幹周辺には鋭い棘を密生させます。その一方で、熱帯林を思わせる濃密な葉姿には強い観賞価値があり、南国らしい野性的な雰囲気を持っています。高温多湿な環境を好み、湿潤な熱帯地域で旺盛に生育します。一般流通は少なく、東南アジアの市場や現地農園で見かけることが多い希少なサラクの一種で、熱帯果樹コレクターからも高い人気を持つ植物です。「サラッカ」はヤシの一種でサラカヤシやサラクヤシ、サラックとも呼ばれています。ヤシの仲間としては茎が大変短いですが、葉は6mに達します。果実は葉の付け根に房となって付きます。「スネークフルーツ」とも呼ばれるように果皮がうろこ状です。さらに鋭いとげに覆われています。味は甘みと酸味に少しの渋み、脂っこいような独特の風味があるようです。種は食べられません。