イチジク株枯病に対して耐性を持つ台木品種「キバル」を用いて接木したイチジクです。

イチジクは挿し木でつきやすいですが、その挿し木苗と比べても収量も劣らないことから、今後はこの生産方法が広まることに、生産者たちも大いに期待しています。今回は限られた品種の中から、桝井ドーフィンを穂木として少量だけですが生産しました。
夏秋兼果で長く楽しめる!作りやすい代表品種です。
夏秋兼果で収穫期間が長く、豊産性です。夏果(熟期は6月~7月)は、大きいもので220gにもなる大果が実ります。秋果(熟期は8月~10月)は、80~100g程度と小ぶりながら糖度が増します。甘味が強く、酸味もほどよく品質の良いイチジクです。冷やして食べると美味しいですよ。平均糖度は11~19度ですがドーフィンでも糖度が30度出たと見聞きしたことがあります。
耐寒性は弱いほうです。関東以西の暖地なら露地栽培が可能です。樹勢は中程度で果実は実りやすい初心者向け品種です。排水不良に弱いので根腐れ抵抗性台木の接木苗がおすすめです。
育てやすく家庭向きの果樹としてお庭に植えられていることも多いイチジク。不老長寿の果物とも言われ、ミネラルやカルシウム、カリウムなど豊富な栄養素を含んでいる嬉しい果物です。イチジクは漢字で「無花果」と書きます。花が無い果実と言う意味が名前の由来で縁起が悪いなんて言われてしまうこともありますが、実は果実に見える肉厚な花托(かたく)の内側に無数の花を密かに咲かせているんですよ。
いちじくの完熟果は痛みやすく流通が難しいうえにキウイみたいな追熟はしない果物。はちめが割れたらすぐ収穫します。家庭菜園だからこそ味わえる完熟の美味しさを是非体感していただきたいです。
原産地が小アジアやアラビア半島なので冬の最低気温がマイナス9度以上、北海道南部までが限界です。冬に寒すぎると花が越冬して夏収穫する夏果は収穫しにくいので、寒冷地では秋収穫の品種をおすすめします。