Rollinia deliciosa 'Giant'
アンノナ|ビリバ ジャイアント種 実生苗


ビリバの中でも最大級の果実の大きさ!
「ジャイアント・ビリバ」は、巨大な黄色い果実を割ると、中には驚くほど柔らかくクリーミーな果肉。レモンを思わせる爽やかな風味と、カスタードのような食感を楽しめる、ビリバの大果タイプです。
南米原産のバンレイシ科Annona属の熱帯果樹、ビリバ(Annona mucosa)の中でも、特に大型の果実を付けるタイプとして選抜されたものです。
通常のビリバでも十分に特徴的ですが、大果系統ではその迫力がさらに際立ちます。
果実は丸形~ハート形で、成熟すると緑色から鮮やかな黄色へ変化します。果皮には柔らかな突起が無数に並び、まるで黄色いドラゴンの卵のような奇妙な姿になります。
大果系統では条件次第で1kgを超えるような大型果が期待でき、樹上に黄色い巨大果がぶら下がる姿は圧巻です。
しかし、ビリバの魅力は大きさだけではありません。
完熟した果肉は白色~半透明で、非常に柔らかくジューシー。スプーンですくって食べられるほど柔らかくなり、ゼリーやカスタードを思わせる独特の食感を持っています。
味にはしっかりとした甘味がありながら、レモンを思わせる爽やかな酸味と香りが加わります。
バンレイシやチェリモヤのような濃厚な甘さとは少し方向性が異なり、「甘いカスタードに柑橘系の爽やかさを加えた」ような味わいがビリバの面白さです。
そして完熟のタイミングが重要です。
黄色く色付いてから果実が柔らかくなると食べ頃ですが、完熟後は非常に傷みやすく、保存性には優れません。流通に向いた果物というより、「樹で育てた人が一番美味しい瞬間を楽しめる果物」といえます。
樹は成長が非常に早いことでも知られています。
熱帯の好条件下では短期間で数mまで伸び、実生からでも比較的早期の結実を期待できます。熱帯果樹の中には収穫まで10年以上待つものもありますが、ビリバは「種から育てて果実を食べる」という目標を比較的短期間で狙えるのも魅力です。
高温多湿な環境を好み、日本でも夏には非常に旺盛に成長します。生育期には十分な水分と肥料を与えることで、大きな葉を次々と展開します。
一方、耐寒性は高くありません。
南米の熱帯地域を原産とするため、霜や凍結は避ける必要があります。日本では沖縄など一部地域を除き、鉢植えや温室での栽培を基本とし、冬季は十分な温度を確保するのがおすすめです。
また、大果系統で巨大な果実を狙う場合には、単に品種の性質だけではなく栽培環境も重要です。
十分な日照、水分、肥料を確保し、樹を健康に育てることが大果につながります。着果数が多すぎる場合には、一果あたりの大きさとのバランスを見ながら管理するのも面白いでしょう。
黄色く奇妙な突起に覆われた巨大果。
それを割ると、中には柔らかな白い果肉がたっぷりと入り、口にすると濃厚な甘さの中からレモンを思わせる爽やかな風味が広がる。
見た目のインパクトだけで終わらず、食味までしっかり楽しめる。
ジャイアント・ビリバは、「とにかく大きくて変わった果物を自分で育てて収穫してみたい」という方には特におすすめしたい、非常に夢のある熱帯果樹です。
イラマ、チェリモヤ等を含むバンレイシ科のフルーツは、日本ではポポーが知られる程度ですが、世界中に様々な品種があり人気となっています。
インドやタイでは、シャカトウやシュガーアップルと呼ばれる甘いフルーツが人気で屋台やスーパーで多く販売されていますし、グアテマラではイラマやオックスハートというバンレイシ科のフルーツが人気です。果皮の色が数十色にもなるバリエーションがあります。さらに、アンデスでは、世界三大美果とされるチェリモヤが人気で、生産されています。
南米ブラジルは極めてバンレイシ科の種数が多く100m歩くと50-100種ものバンレイシ科のフルーツが見つかるとも言われています。その中には毛のはえたランブータンのような見た目のスプラグエイという種や、まるで岩のような見た目なのに、極めて甘くクリームのような食感のマロロなど非常にユニークなものが多いです。
ビリバ 【ジャイアント種】の特徴
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学名
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Rollinia deliciosa 'Giant' バンレイシ科 ロリニア属
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開花時期
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7~ 8月
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花色・大きさ・花形
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薄黄・(2cm位)・そら豆みたいな形
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香りの強さ
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中香 甘くフルーティーな香り
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収穫時期
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1月~4月
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果実の大きさ
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1kg超えることも! 豊産性あり
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甘さ
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平均糖度:20度
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果実の用途
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生食、加工用(お菓子、ジュースなど)
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結果年数
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2~5年
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自家結実性
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1本でなる(自家結実性はありますが、人工授粉を行うと結実率が大きく向上します。)
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最終樹高
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鉢植え:m ~ 2m (落葉中高木)
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栽培用途
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鉢植え、温室、コレクション、観葉植物
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植栽適地
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日本全国(原則、鉢植え栽培)
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育てやすさ
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★★☆☆☆ やや難しい 日照条件:日なた、 豊産性あり、耐寒性弱い(10度)、耐暑性強い
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耐病害虫性
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耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんどつかない
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花言葉
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契り
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| 商品について |
商品は実生ポット苗です。根鉢の部分も含め高さ約20cmです。根鉢の大きさは3号(直径9cmポット)です。実生とは種から生まれた苗です。実生苗は雑種のため詳細な品種名はありません。
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バンレイシ ジャイアント種の育て方
植え方・用土
植え替えは9月から11月ごろ、または3月から5月ごろに行ってください。適期は3月ごろです。水はけの良い肥沃な用土を好みます。どちらかというと弱酸性土壌を好みます。配合は、赤玉土7、腐葉土3の割合。市販の園芸用培養土でも問題ありません。当店の花ひろば培養土(鉢植え専用用土) もおすすめです。
鉢植えでは10号鉢以上を使用すると根張りが良くなります。成長が早いため、2~3年ごとの植え替えがおすすめです。
水やり
根が浅く張るので水切れに注意が必要です。基本的には土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えてください。特に、開花期や果実の肥大期は水切れを起こさないよう注意が必要です。
肥料のやり方
3月、6月、10月に有機質肥料を若干多めに与えますおすすめは「ブルーベリーがおいしくなる肥料」です。果実がつくようになったら、カルシウムとカリウムが多く必要とされるので、冬期に苦土石灰などを土壌にすぎ混んであげてください。
花芽の付き方
その年に伸びた新梢を中心に花芽を形成します。
剪定方法
高さ50~80cmで切り詰めて、基本となる主枝を3~4本ほど出して形を整えていきます。主枝から亜主枝を30cm間隔で配置し、亜主枝を2~3節で切り戻して2本の結果枝を出させて結果させます。2本の結果枝のうち、1本だけ結果させて、もう1本は予備枝にしておきます。
収穫後の翌年春に側枝を3節残して切り戻します。前年に収穫した枝から出た新梢は予備枝にして、前年結果させなかった予備枝から出た新梢に結果させます。
これの繰り返しでコンパクトに育てることができます。徒長枝や込み合っている枝など不要な枝は間引き剪定してください。
その他豆知識
ビリバのよくある質問
Q: 人工授粉はどうやってするの?
A: チェリモヤとやり方は同じです。午後4時頃から夕方にかけて開花が始まります。1つの花に雌しべと雄しべがあり、雌しべが先に熟し、後に雄しべから花粉がでます。蕾が開きかけた雌ステージの頃に雌しべが受粉可能になっているので、既に咲いている雄ステージの花の雄しべからやわらかい筆などで花粉を採り、雌ステージの花の雌しべの柱頭につけてやります。湿度が高いほうが着果率が高いそうです。花粉は冷蔵庫で保存すれば2~3日はもちます。受粉後2週間もすれば幼果が膨らんできます。
Q: 収穫のタイミングは?
A: 果皮が黄色く色づいてきたら収穫です。収穫後4~5日室温で追熟させて食べごろです。収穫が遅れると落果します。ネットなどをかぶせて吊るしておくと、落果した果実すぐに食べることができます。
病害虫の予防法
特に気になる病害虫はありません。
育て方のまとめ
日当たりの良い、夏は涼しく冬は暖かい場所で管理してください。耐寒性はマイナス2度前後までありますが、生育適温が18~25度前後になります。最低気温が15度以上の時期は戸外で、30度を超えるような日は涼しい室内に取り込んでいただくと安心です。冬は最低温度5℃以上が保てる日当たりのよい場所で様子をみてあげてください。また、本来大木になる木なので鉢植えでの管理がおすすめです。
また、チェリモヤは受粉樹は不要ですが、雌雄異熟花なので人工授粉をしていただく必要があります。1つの花に雌しべと雄しべがあり、雌しべが先に熟し、後に雄しべから花粉がでます。蕾が開きかけた頃に雌しべが受粉可能になっているので、既に咲いている花の雄しべからやわらかい筆などで花粉を採って、雌しべの柱頭につけてあげます。花粉は冷蔵庫で保存すれば2~3日はもちます。
増やし方
【種まき時期】 5~8月 室内で温度管理ができるならいつでもまけます。
【発芽適温】 25~30℃
【発芽日数】 20~40日程度
※種子の鮮度や管理環境によって前後します。
【発芽率】
新鮮な種子では80~95%程度の発芽率が期待できます。ビリバはアンノナ属の中でも比較的発芽率が高い種類ですが、種子は乾燥に弱く、鮮度が落ちると発芽率が急激に低下します。
【種まきの方法】
種まき用土は、赤玉土小粒4:バーミキュライト3:軽石小粒3程度に配合した清潔で排水性・通気性に優れた用土、または市販の種まき用培養土を使用します。
種子は25~30℃程度のぬるま湯に24時間浸して十分に吸水させてから播種します。1~2cm程度覆土し、播種後はたっぷりと灌水してください。
種まき後は直射日光を避けた明るい日陰で25~30℃を維持します。屋外では雨の当たらない暖かい軒下、室内では育苗器や植物育成ライト下、レースカーテン越しの明るい窓辺など温度を保ちやすい場所で管理してください。発芽までは用土を乾燥させないよう注意し、発芽後は徐々に日光へ慣らして丈夫な苗に育てます。
【種子の保存方法】
密閉容器に乾燥剤とともに入れ、高温多湿を避けた10~15℃程度の冷暗所で保管してください。アンノナ属の種子は長期保存に向かず、発芽率を維持するためには購入後3~6か月以内に播種することをおすすめします。