Eugenia sp. Giant Acre
巨大が実が付くアラサー(Eugenia stipitata)に似た果樹
ユーゲニア「ジャイアント・アクレ」は、最大2.5kgにも達する、常識外れの巨大果実。アラサ・ボイ(Eugenia stipitata)に極めて近縁とみられながら、桁違いの大きさの果実を実らせる、南米で近年発見された謎のユーゲニアです。
ユーゲニア ‘ジャイアント・アクレ’は、南米で近年発見されたフトモモ科Eugenia属の果樹です。現時点では正式な種としての分類が明確になっておらず、ここではEugenia sp. ‘Giant Acre’として紹介します。
本種は、南米アマゾン地域に分布するアラサー(Eugenia stipitata)に極めて近い植物と考えられます。
葉や樹姿、そして黄色く熟す果実などにはE. stipitataとの強い類似性が見られます。しかし、この植物を特別な存在にしているのが、何よりもその「果実の大きさ」です。
確認されている果実の中には、なんと2.5kgにも達したものがあります。
一般的なEugenia属の果実からは想像しにくい重量で、手のひらに収まるどころか、両手で抱えるようなサイズです。数十g程度の小果を付ける種類が数多く存在するEugenia属の中では、極めて異例の巨大果といえます。
比較対象となるEugenia stipitataも、Eugenia属としてはかなり大きな果実を付けることで知られています。
アラサーの果実は球形~やや扁球形で、成熟すると黄色になります。果肉は非常にジューシーで強い芳香を持ち、酸味が非常に強いことから、原産地では砂糖や水を加えてジュース、アイスクリーム、ジャムなどに加工して利用されます。
ジャイアント・アクレも、外観にはそのアラサーを思わせる特徴があります。
果実は成熟すると黄色~黄橙色となり、表面は比較的滑らか。巨大な果実を切れば、その内部の大部分を柔らかな果肉が占めます。
ユーゲニア属はフトモモ科(Myrtaceae)に属する植物の大きな 属で、約1,000種以上が知られています。主に中南米やカリブ海地 域などの熱帯~亜熱帯地域に分布し、低木から中高木まで多様な形態を持ちます。果実は多くがベリー状で可食性があり、酸味や甘味を持つため、ジュース・ジャム・生食用として利用される種類も少 なくありません。代表的な種には 、ピタンガ(Eugenia uniflora)やグルミチャマ(Eugenia brasiliensis)などがあ ります。栽培には比較的温暖で湿潤な環境を好みますが、耐寒性を持つ種も一部存在し、多様な環境への適応力の高さも特徴です。次世代のベリーとして日本の市場で期待されています。