森にぶら下がる宝石
小さなバッカウレア、ラセモサ。ランバイの一種です。
白い果実、直径3cmくらいの丸い果実が房のように実る木の実です。熟すと果皮は柔らかくなり、中の果肉は半透明でゼリー状。皮をむくと鮮やかな赤めいたピンク色の薄い膜があって、甘い白い果肉です。味は甘酸っぱく、ほんのり花の蜜のような香りがあります。甘酸っぱいライチのような味。
海外ではそのまま生食されるほか、ジュースや発酵飲料にも利用され、森の恵みとして地元の人々に親しまれています。フルーツハンターの試食動画ではバリ島のメテングは日本のものよりも甘いです。とのこと。日本では酸味が強いとの報告がありました。
店長も1997年から1998年にバリ島に住んでいたのですが、メテングは食べたことがありませんでしたので、ちょっと悔しい。
沖縄県ではランバイと呼ばれていて、ランバイは学名はB. motleyana、メテングはB. racemosaで別の植物です。ですが、果実の特徴からメテングがランバイとして一部流通しているのか、雑種なのか、沖縄県では混同している可能性があります。フルーツハンターのランバイの試食動画ではランバイの方が美味しそうなリポートに見えました。ランバイはマレー語ですが、メテングはオランダ語です。
果実はブドウの房のように幹や枝から直接垂れ下がります。実をならせるには十分な日照と温暖な環境が必要で、日本では温室栽培が前提になります。自然状態では10~25mの高木ですが、鉢植えやプランター栽培にすると根域が制限されるため、生長が抑えられます。鉢植え管理では2~3m程度に収まることが多いようです。鉢植えや剪定でコントロールすれば低木~中木サイズで観賞用やコレクション用に栽培可能です。冬は室内や温室に取り込む、断熱材を用いるなど保温対策が必須です。