植え方・用土
水はけの良い土壌で有機質を多めに含んだ弱酸性土に植えてあげてください。当店で販売中の
ブルーベリーの土がオススメです。根が弱いので1年目はそのままポットで育て、2年目に鉢植え10号サイズに植え替えるのが良いです。
レイシは苗が幼いときの根が非常に弱く、強風によって根っこが動くと枯死する場合がありますので、注意が必要です。植え付けから3年間くらいは風よけ すると良いです。
水やり
季節問わず、土が乾いていたら、たっぷり水を与えてください。
夏は乾きやすいので、土の表面を毎日チェックすると良いです。冬は土をできるだけ乾かすと花芽分化するので、乾かし気味に管理してください。
肥料のやり方
緩効性
化成肥料を3月、5月、8月に1度づつ与えます。
レイシは有機質を好みますので、
化成肥料以外でも果樹と野菜の有機肥料EX をお使いいただくのも良いです。
花芽の付き方
花芽形成には100~200時間くらい20度以下の低温(5~7度くらい)にあてる必要があります。成木になったら5度以下になるまでは屋外で育てると良いでます。11月にでる新芽は除去してやるとエネルギーが温存され蕾がでる率が上がります。
剪定方法
自然樹形で仕立てます。果実がつき始めるまでは剪定は不要です。
5月ごろに込み合う枝、下に垂れた枝、内側に向かって伸びる枝、枯れ枝などは根元から剪定をし、樹幹内部まで日あたりが良くなるようにしてください。
果実がつき始めたら、着果せずに伸びた枝は他の果実が肥大する前に切り戻します。
果実がついた枝は収穫後に半分程度の長さに剪定します。
その他栽培や性質の注意点
レイシは10℃以下で生長が止まります。
地植えの際は温室で、家庭栽培の場合は、鉢植え栽培が必須になります。
鉢植え栽培の場合、10月下旬からは 日中、ベランダで日光に当て、夕方からは室内で管理してあげてください。(10月下旬~4月までは室内管理がおすすめです。)
その他豆知識
樹上で完熟したら収穫です。よく日に当て、色がきれいな紅色になってきたら完熟です。未熟な果実には「ヒポグリシン」という毒素が多く含まれておりますので、ご注意ください。
病害虫の予防法
病気は特にありません。
害虫はカイガラムシやハダニが発生します。混み合った枝は剪定し、風通しをよくしてください。また、葉水をかけるとハダニの発生を防ぐことができます。
まれに、シャクトリムシが出る場合がありますので、発生した場合は、専用の薬剤を散布します。
増やし方
4月から9月に挿し木をして増やすことができます。枝を5~7cmほどの長さに切り分け、バーミキュライトや赤玉土小粒などの清潔な用土にさします。さし木から6~7年後から収穫ができます。