ヤマモモ 雄
受粉用や目隠しにおすすめ。
受粉用のオスです。雄には品種名はありません。
果実をならせるために確実を求めるならメスを近くに植えましょう。
受粉樹に利用したり、目隠しや街路樹、緑化に植えたりします。果実が地面を汚すのを嫌って街路樹や公園樹にはオスのヤマモモが使われることが多いです。目隠しにおすすめ。果実が実らないほうがいい場合はオスを植えましょう。
肥料要らず、消毒要らず、郊外にも強いので緑化樹として広く用いられています。
ヤマモモ全般の特徴
山桃(やまもも)は潮風や公害に強く、病害虫もほとんどつかない丈夫な植物です。根に根粒菌が共生するおかげで窒素分を自給自足するため、肥料要らずでやせ地でも育ちます。植え付け後はほとんど手入れは必要ありません。病害虫に強いので庭木や街路樹、公園樹としても人気です。赤い果実が落果して地面を汚すのを嫌うため、街路樹や学校などに植えられているのはほとんどがオスのヤマモモです。ヤマモモの果実はメスにしかつきませんが、オスの花粉は数キロ飛散します。結構近所にヤマモモが植えられているので、メスだけ植えてあればたいてい自然受粉で実がつきます。念のためにという方は雄もセットで買いましょう。
幼木期は寒さが苦手ですが、成木では比較的寒さには強く、仙台市や弘前市でも植栽されています。
ヤマモモのオスの特徴
学名
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Morella rubra ヤマモモ科 ヤマモモ属
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開花時期
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4月頃
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花色・大きさ・花形
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ピンク・・房状
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自家結実性
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果実はならない(受粉用のオスです。この木には果実はなりませんので、メスを近くに植えてください。花粉は数キロ飛散します。)
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最終樹高
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地植え:3m ~ 10m 鉢植え:1m ~ 2m (耐寒性常緑高木)
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最終葉張り
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1m ~ 5m 半開帳性
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栽培用途
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果樹畑、花壇、鉢植え(7号鉢以上)、庭木、記念樹、シンボルツリー、公園、街路樹、緑化樹、目隠し、生垣
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成長の早さ
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普通 (30cm/年)
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植栽適地
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関東以南
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育てやすさ
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★★★★★ 初心者に超おすすめ 日照条件:日なた、耐陰性強い、土壌酸度:弱酸性 耐寒性普通、耐暑性強い、耐乾性普通
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耐病害虫性
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耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんどつかない
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芽吹き時期
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5月頃
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花言葉
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教訓、一途
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商品は2年生接ぎ木スリット鉢苗です。根鉢の部分も含め高さ約90cmです。根鉢の大きさは7号(直径21cmポット)です。2年生苗とは苗木ができて2年目の苗です。
※花や果実は基本的についておりません。 ※冬~春は寒さで葉が黄色くなったり、落葉して少なくなっていることがあります。 ※こちらの商品は鉢植え栽培も可能です。 |
オスの育て方
植え方・用土
土質は選ばず、やせ地でも良く育ちます。水はけの良い土壌に植えてください。
地植えでは腐葉土や堆肥をすきこんだ土に植えてください。
鉢植えは培養土かみかんの土で植えるとよいです。
2~3月ごろが植え付け適期ですが水管理に注意すれば年中植え付けできます。苗木は寒さに弱いですが、成木になるにつれ耐寒性が強くなります。寒冷地では春植えをおすすめします。
根の土はなるべく落とさないようにして植えたほうが良いです。
水やり
4~9月に地植えした場合は雨が降らない日が何日も続いたり、土が良く乾く場合は水をたっぷりと与えてください。9月以降は水やりは控え雨だけで育てます。
鉢植えでは土が良く乾いたら水やりをお願いします。4月下旬~梅雨入りまで、梅雨明け後から8月中旬ごろまでは水切れしやすいです。
肥料のやり方
基本的に必要ありません。根に菌根菌が共生しているので窒素分は自給自足します。 乾燥する場所では堆肥などを用土にすぎ込んでいただくと良いです。
花芽の付き方
前年の春枝の葉腋に花芽がつき、翌年の春に開花します。花数が多かったり、樹勢が弱っていると春枝が伸びずに花芽ができなかったりして隔年結果しやすくなります。
剪定方法
剪定は込み合う枝を間引く程度。樹冠内部の日当たり、通風のために、込み入った枝を間引く程度で大丈夫です。芯を止めなかった場合、樹高はだいたい3~4mくらいになります。
樹高が2.5mくらいになったら年1回の剪定時の剪定する量を葉の枚数を半分以上減らさないように意識して切り戻してください。
隔年結果を防ぐために着花数を減らしたり、込み合う前年伸びた枝を間引いてください。
病害虫の予防法
病害虫はほとんどつかないので心配無用です。
育て方のまとめ
肥料は控える。
増やし方
主に接木で増やします。ヤマモモはタンニンが多いので接木はむつかしいです。種でも増えますが、実生苗だと花が咲くまで雌雄が不明で品種も不明の雑種になるうえ、開花まで15~20年かかります。