そのままガブリと食べられる!りんごや梨に似たシャキッとした食感の果実
インドナツメは、インドのセイロン原産のナツメです。別名「プッサー」とも呼ばれ、青リンゴを二周りぐらい小さくした見た目で、一般的なナツメより大きいのが特徴です。
果皮は艶のある黄緑色で、果肉は白く、中心に縦長の種が一つ入っています。シャキッとしてりんごに似たような食感ですが、どちらかと言うと洋梨に近い感じです。味は甘酸っぱく、果汁が豊富。皮をむかずにそのままガブリとかじって食べることができます。生食以外にも、ドライフルーツにしても美味しいです。
別名:台湾ナツメ、プッサー、ムタン、バタン、いんどなつめ
棗(なつめ)全般について、
中国では「毎日3つナツメを食べると年を取らない」言われる健康果実です。中国北部原産で非常に古くから栽培されてきました。軽く湯通ししした乾燥させたナツメは、「大棗(たいそう)」の名で知られています。
果実は乾燥させたり、菓子材料、また生薬としても用いられます。古代中国では李(スモモ)、杏(アンズ)、 棗(ナツメ)、桃、栗を「五果」と呼び、五臓を養う働きの重要な果物として重宝されてきました。
暑さ寒さに強く、乾燥を好み、全国どこでも庭植えで栽培可能です。山形県など寒い地方のイメージの果樹ですが、温暖な三重県でも十分結実しております。
夏に芽吹くからナツメと言われるほど芽吹きが遅いです。もともと枝が細いので、他の果樹と比べ貧弱に見えます。芽吹くのが遅いことがあります。
互い違いに葉はつき、光沢があります。花は淡緑色で小さく目立ちません。果実は9~10月に暗褐色に熟し、さらに完熟すると黒褐色になって次第に甘みが増してきます。果皮が乾燥し、しわが出来ます。
豆知識: ナツメとナツメグは違います。ナツメはクロウメモドキ科ナツメ属の落葉高木。 ナツメグはニクズク科の常緑高木です。