ツツジとサツキの性質を併せ持つ新品種
「薩摩紅」と「小壷」を交配親に、開花期がサツキとツツジの間くらいになった品種です。伊勢路紅よりも紫みのある花で、5月半ば頃ですが若干、伊勢路紅よりも早めに開花し、小柄な花をたくさん咲かせます。
伊勢路紅も浅めですが、更に紅葉はしにくいです。
さつきの和名の由来は、他のツツジ類より花期が遅く、陰暦の5月に花が咲くことによります。江戸時代から栽培が始まり、マルバサツキとの交配によって、変化に富んだ多様な品種が作られ、現在では2000以上の品種があります。盆栽や鉢植、庭木として栽培されています。
萌芽力が強く、葉が細かく密生することから、根締めやグランドカバーやボーダーにおすすめです。日本庭園の刈込にはよく使われているが、洋風の庭にもよく似合います。
伊勢路シリーズは、サツキとツツジを掛け合わせた、開花が5月半ば頃の多花性のサツキです。ツツジとサツキの開花期の合間を埋めるように、たくさん咲く小さな花がとても可愛らしい新品種群です。