水やりに、難しい理屈はありません。
植物にとって“水やり”は、食事と同じです。
とにかく、
乾いたら たっぷりと
与えるのです!!
【乾いたかを確認 〜 土の状態の確認のやり方 〜 】
表面が乾燥していても、土の中は湿っていることがあります。
少しばかり面倒かもしれませんが、
土中に指 (もしくは乾いた棒や竹串など) をさしてみて、
湿り具合を確認してみるのがよいです。
落葉樹やバラ苗など、
冬の植物は置き場所によっては一週間ほど乾かないことがあるので、
乾いていなければ、水やりは控えます。
春から夏は早く乾き、冬は土はほとんど乾きません。
日当たりほど早く乾き、日陰や半日陰は乾くのが遅いです。
春から夏は水切れしやすく、冬は水切れしにくいですが、根腐れしやすいです。
日当たりの方が早く乾き、日陰は乾くのが遅いです。
日当たりの方が水切れしやすく、日陰は水切れしにくいわけです。
【与えるときはたっぷりと 〜 メリハリは大切です 〜 】
たっぷりと水を与えない・・・
例えば「床が汚れる」、「受け皿の水を捨てるのが面倒」などで、
表面を湿らせるだけで水やりを終えてしまうと、
植物にとっては『ストレス』になります。
根は水を求めて生長します。
たっぷり与えない水やりは、根の生長を悪くします。
また、水やりによって土中の不純物を押し流す役割もあるのです。
そう、とにかく、あげるときは、
たっぷりと!!あげるのです!!
【受け皿に水を残さない 〜 駄目だらけの理由 〜 】
「受け皿に水をいれておけば、水を吸い上げるから大丈夫‥‥」
なんて思っていたら大間違いです!!
受け皿になみなみと水がたまっていると‥‥
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‥‥と、苗の生育上いい事がありません。
◆ 意外と多い冬の根ぐされ!? ◆
根ぐされというくらいですから、根が腐るのです。
冬は食べ物も日持ちがして腐りにくいので、
根ぐされのイメージがありませんよね。
では、冬の根ぐされはどうして起きる?
【冬の根ぐされのメカニズム】
冬の低温の中では植物は休眠しますので、
水も肥料もほとんど吸収しなくなります。
(まったく水を欲しがらないのではなく、最小限の水しか欲しがりません)
特に落葉樹は水分の出口である葉を落としている時期は
水分の出口がないのです。
そんな時期に必要以上の水分を与え続けると、
根から吸い上げた水分が根の中で滞留し腐り始めます
冬場の水やりについて・・・
気温が低く土が乾燥しにくく、植物も水を欲しがらないので、
水やりの頻度は少なくなります。
地植えや外での鉢植えなら、ほとんど雨水だけで大丈夫なのです。
鉢植えの場合は、凍結を避けるため、気温が上がってくる午前中にあげるようにしましょう。
水やりで失敗しないコツは、
土が乾いたら! たっぷりと!!を
いつも心がけていれば、間違いありません★