ユリの育て方 ( 球根の取り扱い方法 )
日常のお手入れ
茎が長く伸びて倒れそうなら支柱を立てましょう。
枯れた花をそのままにしておくとタネができます。タネを作るために株はたくさんの栄養を使ってしまいます。そうすると球根に十分栄養が行かず、球根が十分に太れません。球根が太れないと、翌年は花が咲かない場合もあります。ですので花が咲き終わったら、付け根の部分で摘み取ります。手で簡単に折りとれます。
日当り・用土
基本的には半日陰~日当りの良い場所で管理してあげてください。鉢植えは赤玉土(中粒・小粒)6:腐葉土4の割合で混ぜた用土で植え付けてください。
花ひろば培養土でもO.Kです。地植えの場合は
花ひろば堆肥で植えるのをおすすめします。
植え付け方法
ユリは深植えを好むため、深くまでよく耕します。小・中型の球根でも深さ20~30cmくらいまで、大型のユリや、草丈が高くなる品種の場合は、深さ30~40cmくらいまで耕します。鉢植えの場合は球根がちょうど鉢の高さの真ん中にくる深さに植えます。ユリの球根は乾燥を嫌うので、お届け後は球根を乾燥させないよう、早めに定植してあげてください。
水やり・肥料
鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。地植えも乾くようならしっかり水を与えるようにし、冬場は乾燥防止のためにわらや腐葉土を敷くと尚良いでしょう。肥料は春に芽が出て葉を広げはじめた頃と、花が咲き終わった後に1回ずつ、粒状の
化成肥料などを株元に少量ばらまきます。
ふやしかた
球根の鱗片を一枚ずつはがして砂にさして発根させる鱗片ざし、花が終わった後に球根の上部につく木子という子供の球根や葉っぱの付け根に付くむかごを外してほかの場所に植える方法などがあります。いずれも花が咲くまで早くて2~3年かかります。
病害虫について
アブラムシの発生に注意してください。10月になると地上部が枯れてくるので、翌年の春に伸びて来た芽に病気が発生しないよう枯れた茎を地際から切り取り、処分します。アブラムシ対策については、
ベニカXファインスプレーがおすすめです。