植え方・用土
11月~3月頃が植え付け適期です。芽吹いた苗を植える際は、根を崩さずに植えてください。水はけの良い肥沃な土壌を好みます。耐寒性は強いですが、高温多湿が苦手です。風通しの良い、涼しい場所で栽培してください。西日を避けた場所に植えてください。夏は半日陰か日陰で育てるほうが良いです。乾燥に弱いので、庭植えでは乾燥防止のマルチングをお勧めします。
地植えでは
堆肥を多めに漉き込んだ土に植えてください。列植する場合の植え付け間隔は80~100cmくらいが良いです。
地植えでは
果樹の土で植えるとよいです。
水やり
根が浅いので乾燥に弱い傾向があります。露地栽培では土が乾いたら与えますが、真夏の乾燥時期以外はほとんど水やり不要です。鉢植えでは土が乾いたらたっぷり与えます。過湿は良くないですが、土が常に適度に湿っているほうがいいです。
肥料のやり方
肥料は特に必要ありません。冬に寒肥として
堆肥を土に混ぜ込んでおくとよいです。
鉢植えでは3月ごろに少量の
化成肥料を与えてください。
花芽の付き方
1年目の枝の葉腋に花芽がつき、翌春開花します。一定期間寒さに当てないと花芽が充実しないので、結実が少なくなります。
剪定方法
若木のうちは主幹を切り戻して新梢が出やすくします。株元から伸びた新梢は20~30cm伸びた頃に勢いの良いものを3~4本残して株元で切ります。
冬になったら1年枝は20cmくらいで切ります。2年枝から出た1年枝は45cmで切り、結果母枝にします。2年以上の旧枝に多く結実しますが、株もとから出るシュートは4年目からは花つきが悪くなるので、4年目に切り戻しをして新しいシュートを出させるか、古いシュートは間引く剪定が必要です。
成木になると果実の重みで主枝が枝垂れて果実が汚れることになるので、樹冠の外側の主枝は内側の芽の上で切り戻し、枝が内側に上がるようにするといいです。5~6月に弱い枝などを間引いて株元にも日が通るようにし、病害虫の発生を抑えます。
病害虫の予防法
葉に斑点病がでるので、
ベンレート水和剤やトップジンMゾルなどで防除します。害虫ではナミハダニ、カイガラムシ、ハマキムシがでますので、見つけ次第捕殺もしくは、消毒します。