
苗木部 スリット鉢|12号
生産者も愛用するスリット構造。
理想的な根張りを実現し、植物が元気に育ちます。


答えは・・・
植物は生長する為に根を下へ伸ばす習性があります。
鉢植え栽培の場合、ポットや鉢の中で伸び続けた根は、行き場を失うと鉢の底でグルグルとらせん状に回り始め、サークリング(またはルーピング)と呼ばれる状態になります。無駄に伸びて絡まったこの状態では、効率よく水分吸収を行うことが出来ず、根詰まり・根腐れ・枯れの原因になってしまいます。
上の写真で言うと、左側の写真がサークリング状態で根詰まりを起こしている根っこです。
と言う訳で、
答えは右側の『スリット鉢の根』
根が絡まったりせずに真っすぐと下に伸びていますよね。この理想的な根の状態を作ってくれるのが、ご紹介しているスリット鉢なんです!


メリットとデメリット
最大のメリットは、根詰まり根腐れを防いでくれること!そして、必要な酸素を与えてくれること!
スリット鉢の特徴でもある、鉢角形の角にあけられた細長い穴(スリット)は、丸い穴と違って表面張力が働かないので、水やり時の排水が非常にスムーズ。植物は、水やりによって土の中の古い水分が下へ押し流され、新しい水と酸素が供給されます。水やり時に排水性が良いことはとても重要なのです。また、余分な水分を外に出してくれる働きもあるので、根腐れも防いでくれます。
さらに、伸びた根がスリットから出ると、光や空気に触れるために、その根の生長が止まります。そして他の根を伸ばそうと、鉢の中央方向にも根を伸ばしてくれます。その為、サークリン現状が生じず、短い根がたくさん出て、用土を有効活用することができるのです。
根が生長を止め、それ以上大きくなることにエネルギーを使わなくなるので、植物は花を咲かせ実を付けることにエネルギーを使います。また、根が休んでいる状態なので、数年後の植替え時のダメージも抑えることができます。
メリット盛り沢山のスリット鉢ですが、陶器の鉢やフレグラーポットなどと比べると、おしゃれ感はどうしても劣ります。また、排水性が良いので、乾燥を嫌う植物の場合は、こまめな水管理が必要になります。
その辺りを踏まえても、植物が元気な根を張り、葉や花や実が元気に育つなら、ぜひ取り入れてみる価値はあると思いますよ。
排水性が優れているので、鉢底石などは必要ありません。鉢に直接用土を入れて植え付けしていただけます。植え付け後はスリット部分から溢れる位、たっぷりの水を与えてあげてください。

スリット鉢のサイズ一覧
号数 |
7号ロング
 |
8号
 |
10号
 |
12号
 |
内径 |
18cm |
20.5cm |
26cm |
35cm |
外径 |
21cm |
24cm |
30cm |
40cm |
高さ |
25cm |
21cm |
26.5cm |
33cm |
容量 |
6L |
7L |
13.5L |
30L |
苗 |
ハーブなどの 小さな苗 |
バラの新苗
バラの大苗 |
1、2年生果樹
庭木 |
3年生果樹
立性の庭木 |
基本的に鉢の大きさはお買い上げ頂いた苗のポットサイズに
2~3号大きいサイズを選びます。


こちらの商品の送料区分は・・・
通常梱包です。
この商品が通常梱包に収まる同梱可能数は・・・1~5鉢まで。
6鉢以上のご注文の場合、送料は通常梱包x 梱包数になります。
他の商品とまとめてご購入の場合は、商品それぞれの同梱可能数によって購入時の送料とご請求時の送料が異なる場合がございますので、ご注文後に当店からご連絡する「
受付確認メール」を必ずご確認くださいませ。
送料については
こちら