猫の手のようなふわふわした根茎が魅力的

「シノブ」は、着生のシダ植物で、日本では観賞用に採取・栽培されています。特に棕櫚皮などを丸く固めたものにシノブを這わせ、紐で吊るせるようにしたものをシノブ玉と呼び、軒下などに吊り下げて鑑賞する地域もあります。さらにこちらはシノブの石化品種となり、根茎が石化し、ネコの手のような形になる珍しいタイプです。

シダ植物は和を感じさせる観葉植物といっても過言ではありません。涼しげな葉っぱが魅力で、鮮やかな緑の葉っぱはフラワーアレンジメントや花束にもよく使用され、花の美しさを引き立ててくれます。コケ玉や盆栽仕立てなど、楽しみ方も様々です。初心者の方でも育てやすい植物となっております。
※シダ植物には葉っぱの裏に胞子という丸く、ツブツブのものがあります。これは病気でも害虫や卵でもありません。シダ植物やコケ植物は胞子が作られ胞子が湿った地面などに落ちると発芽します。