植え方・用土
暑さに弱いため、鉢で管理し晩春から秋までは日陰に避難させるか、木陰の風通しが良い場所に定植します。過湿の状態だと根が傷むため、水はけが良い土壌が良いです。
植え付け時期は11月から翌年3月ごろです。
庭植えの場合は、植え付け時に鉢用の
培養土を使用してください。鉢植えの場合は、硬質鹿沼土(または日向土)、軽石、赤玉土などを等分に混ぜ、細かなヤシガラチップを3割ほど混ぜて植え付けます。植え付け適期は秋です。鉢植えは2~3年に一度この時期に植え替えを行いましょう。
植え付ける深さは3~4cmくらいです。鉢植えの場合は5~6号鉢に1株区代が目安です。庭植えでは株の間隔を20~30cmくらいで植えます。
水やり
鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。地植えも乾くようならしっかり水を与えるようにします。極端な乾燥を嫌うので、春先は特にしっかりと乾き具合をチェックします。
肥料のやり方
肥料をしっかり与える必要があります。春の芽出し頃は
油粕や骨粉などの固形肥料を適量土の表面に置き、花後の梅雨時には
液体肥料を10日に1回。夏は肥料を止め、秋に気温が下がってきたら葉が枯れるまでは、
液体肥料を与えます。
液体肥料は薄めに(規定量の倍の薄さに)こまめに与えることが大切です。
その他豆知識
同じ場所で栽培すると病気が出やすいです。一般的に大きい球根ほど多湿に弱く腐りやすくなるので、夏に休眠期に入ったら土から掘り上げましょう。開花期を過ぎた6~7月ごろ、地上部が3分の2ほど枯れたら、球根を傷つけないように注意しながらていねいに掘り上げます。風通しの良い冷暗所に置くか吊るして、秋の植え付け時期まで貯蔵しましょう。
病害虫の予防法
春にアブラムシが発生するので注意してください。見つけ次第、駆除してください。
増やし方
株分け(種から育てると開花まで10年かかることも)。晩秋に株分けをします。よく充実した太った株でないと株分けは難しいので、開花後も追肥して株を太らせてから株分けします。