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キウイの木の育て方
特徴
キウイにはオス・メスがあり、黄色系メス品種には黄色系オスを組み合わせ、緑色系メス品種には緑色系オスを組み合わせます。組み合わせよくキウイの雌雄を育てていても、近年気候変化から木の成熟がずれ、花の開花時期がずれることが多いです。若木のうちほど開花時期が前後しやすいようです。そんな場合は花粉を冷凍保存しておき、翌年の開花時に人工授粉の備えをしておくことをお勧めします。
1本のオスの木には7本くらいのメスの木を受粉させるだけの花が咲きます。
スーパーエメラルド(ダンディライオン)は1本の木に雌雄同花がつきますので1本で結実します。
植え付け・用土
秋~梅雨位までに植え付けします。葉が芽吹いた後に植え付けする場合は根を崩さないように植えてください。梅雨以降に植え付けする場合は水やりを忘れずに。肥沃で水はけの良い肥沃な土を好みます。乾燥に弱いので、十分堆肥をすきこんだ土に浅く植えます。
寒さに強い(東北南部くらいが北限)ですが、春の芽吹き時に寒風が当たらない場所に植えてください。キウイは芽吹き後は急に寒さが苦手になります。
肥料
11月ごろ
有機質肥料を与えます。2月ごろに
速効性肥料を与えます。
剪定
キウイの棚仕立ては基本的にブドウの棚仕立てと同じになります。主幹上部の勢いの良いツルを上へ伸ばすように育て、主ツル候補から外れた下から伸びるツルは早い時期に切り落とします。時期は春~夏でも大丈夫です。主幹の下の方から出てくるツルは下に捻じ曲げ、切り戻して葉数を増やし、主幹を太らせるための力枝とします。 棚の上部まで主ツルが伸びたら、横方向に誘引していきます。冬になったら、力枝や脇枝はすべて切り落とし、主ツルも木質化した部分まで30cmくらい切り戻します。
棚仕立てした場合、葉が込み合い、日当たり不足にならない程度に間引く剪定が必要です。冬の剪定や、春から夏の芽かきで茂り過ぎないようにします。キウイはブドウと比べ、樹勢も旺盛ですので、実際には主ツル以外の側枝を早い時期から切り落として栽培しても、順調に主ツルが上に上ってくれます。
病害虫について
ほとんど心配が要りません。まれに根頭がん腫病や軟腐病がでます。がん腫病は部位を切り落とし、コサイドボルドー水和剤を散布します。軟腐病にはトップジンM水和剤を散布してください。