月刊|花ひろば

花ひろばオンラインがご案内する「月刊 ウェブマガジン」です。
第3回目の「4月号」は、春真っ只中!たくさんの花木が大活躍の時期!
朝晩の気温の高低差も気になりますが、日中は半袖で過ごせる日も。
※背景の写真は 大株に育った樹齢20年以上は経つシャシャンボ
愛知県の東山動植物園にて4月頃 撮影しました。

② 芝桜|Phlox

春から晩春にかけて見応えのある多年草。「花の絨毯 (じゅうたん)」とも呼ばれるほど美しいグランドカバーになります。たくさんの品種を植えることでキレイなグラデーションが楽しめる。ちなみに芝桜は日本全国で植栽可能なんです。大きな記念公園やテーマパークなどでも植樹され、満開時期には大勢の人が立ち止まり、息を飲んで眺めるほど圧巻です。

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③ ジューンベリー|June Berry

花も実も楽しめる落葉シンボルツリーの代名詞的な植物。春は新緑、夏は果実、秋は紅葉、冬は白さ際立つ幹肌、と四季折々に楽しめる、贅沢な花木でもあります。花は白くて小さめですが、枝いっぱいに咲きます。その花が赤い果実になるのは6月ごろ。そのままで食べても、果実酒やジャムなどにしてもおいしい果実です。大きめの葉は、秋が深まると徐々に赤く紅葉し、四季折々、年中楽しめるのがジューンベリーの魅力です。

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④ ライラック|Lilac

別名「リラの木」。春になると爽快な香りを放つ花を咲かせます。香りを放つ落葉シンボルツリーとして、まず名前が上がってくるのがライラックでしょう。あまり大きくならないので家庭園芸でも人気の植物。ムラサキハシドイとも呼ばれ、ヨーロッパなどではイングリッシュガーデン向きとして使われており人気です。

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⑤ 4月の植物たち

今月入荷した植物たち。あるいは今月から旬をむかえる植物たちをピックアップ。4月に楽しめる花木たちは、「母の日」にプレゼントする植物としても選ばれます。開花時期が長いものや、この時期に少ししか花が楽しないものも。気温も暖かく、植物たちを見ているだけで癒される時期ですね。


西洋シャクナゲ / ②バラ1年生新苗 / ③ペチュニア ミランダ / ④ハイドランジア 赤 / ⑤ボトルカルチャー |ロングタイプ / ⑥デンドロビウム|ピンクキャット / ⑦アニゴザントス カンガルーポー / ⑧マーガレット マルコロッシ

⑥ 店長から4月の栽培管理について

今月の植物管理や苗木の選び方、地域によっての注意点など、この時期にぜひ知っていただきたいこと。

今さら聞けない?今から楽しみなバラについて復習 の巻


今月号のウンチクですが、いろいろ書きたいことが多くて、どれを書こうか絞りきれず、悩んでいるボクの目の前にバラが居たのでバラについて。バラって、「今さら聞けないこと」って多くないですか?
うちのスタッフたちにも、ボクは定期的にバラやバラ以外の植物についてレクチャーしますが、「今さら聞けない」の代名詞とも言える植物がバラです。

そんななか、今月号は基本を解説していきます。「へぇ〜!そうだったんだ!」っと思った方は、ここでサラリと復習しておきましょう。

まず、世界中にはたくさんのバラが存在します。その中でも、それぞれ性質があって、それに応じて用途も変わってきます。
例えば・・・

木立性のバラ:枝は主に上に伸び、直立しやすいバラ。コンパクトに鉢植えでも楽しめる


単純に「鉢植えで育てたい」と思った方は、この木立性のバラから探すと良いでしょう。
「ブッシュタイプ」という言葉が出てきますが、ブッシュとは、この木立性のバラのことです。
管理できないほど背が高くなりにくく、ベランダなどでもコンパクトに栽培が楽しめます。
ちなみに、木立性のバラは四季咲き性が強い品種が多いです。

四季咲き性の大輪木立バラのことをハイブリッドティーローズ (略してHT)、中輪の木立バラのことをフロリバンダローズ (略してFL)と呼びます。

※四季咲き性・・・春と秋に花が楽しめるバラのこと。


つる性のバラ:枝はつるのように長く伸び、剪定したり誘引したりして壁面やアーチに絡めて楽しめる


上の写真のように、壁面に這わせたり、アーチに絡めて楽しむバラがツルバラです。
つる性のことですが、「クライミングローズ」と呼ばれ、略して「CL」と呼ばれます。

枝の性質がつる性なのでよく伸びます。ちなみに、アーチを作る際のワンポイントとして、アーチの両側にそれぞれバラを植えると思いますが、必ずアーチの外側にバラを植えてください。
たまに内側に植えてあるお庭を見かけますが、それではアーチの鉄柵部分や足が丸見えで、あまり格好良くありません。

これ以外に、「シュラブ」という樹形がありますが、これはブッシュ (木立)とクライミングローズ (つる性)の中間樹形のことを指します。基本的に木立性なのですが、半つる性といって横にも枝が伸びる性質です。

花壇やアプローチ、生垣 (ローズヘッジ)にも使われるタイプのバラです。

 

これもしっかり覚えておきましょう。ボクもスタッフたちによく話しますが、普段聞き慣れている言葉でも、ちゃんとその言葉の意味を理解しておくのが大切。四季咲き性のバラは単純に「春と秋」では分類できません。

その年の天候などによっては、予想外の時期に花をあげてくることもあります。開花期が長いなら、絶対四季咲きのほうが良い!と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、一季咲きのバラは、四季咲きのバラに比べて豪快に咲かせます。開花が年に1回だけな分、満開の姿を見たときは、一季咲きを選んで良かった・・・。なんて思う方も多いのでは?

要は「開花のタイミング」のことと覚えておきましょう。

 



これも覚えておいてください。4月頃になるとよく見かける傾向なんですが、休眠期の間 (冬の時期)って、バラたちは変化しません。だから、「枯れてるんじゃないか?」というふうに初心者の方は思うかもしれません。

だからこそ、春を前に活動期に入ると一気に芽吹いてきて蕾も上がってきます。この蕾こそ、その春に開花する大切な蕾なんですが、あまりに嬉しくって日照時間の長い場所に移動したり、水や肥料をたっぷり与えすぎる人がいます。

そうするとデリケートなバラはヘソを曲げてしまい、蕾や花が落ちやすくなります。
この時期はそっとしておくのが一番!休眠期にたっぷり日光を浴びた枝は、春にたくさん花をあげてくれるので、心配は無用です。No more stop!過保護と覚えておきましょう。


根を崩す様な植え替えも禁物ですよ!とはいえ、気温が上がってくる時期なので、病害虫対策として消毒散布はお忘れなく!

 

 

ではまた5月号でお会いしましょう!