月刊|花ひろば

花ひろばオンラインがご案内する「月刊 ウェブマガジン」です。
「6月号」はガーデニング入門種と呼ばれる
ブルーベリーにスポットを当ててみました。
※写真のブルーベリーは「ティフブルー」という品種です。

② まずはブルーベリーの収穫時期を知ること

ブルーベリーの収穫時期は6月〜7月初旬頃です。ブルーベリーはガーデニグ入門種と呼ばれるくらい「誰でも簡単に成らせられます」が、その反面、樹形が暴れやすく、仕立てや長期で栽培するにあたって非常に奥が深い植物です。それともうひとつ重要なのが、「1本では実がなりにくい」ということ。ブルーベリーをたくさん収穫するコツとして、違う品種を2本以上植えましょう。

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③ ブルーベリーには系統が存在する?

ブルーベリーは大きくわけて「3つの系統」に分類されます。写真の青色部分の北海道〜本州中部までの地域で栽培に適した「ノーザンハイブッシュ系」(寒い地域向け)と、南関東から九州に適した「ラビットアイ系」(万能型)と、南関東から沖縄に適した「サザンハイブッシュ系」(暖地向け)の3つがあります。ラビットアイ系が一番植栽適地を選ばずに育てやすいと言われますが、ブルーベリーの品種選びで大切なのは、バラなどと同じように「品種の特徴」です。果実の大きさ、甘み、酸味などで選び、2本以上植えないと結実が安定しないため、2本選ぶ際は、この系統が同じ品種を選びましょう。

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④ こんな珍しいブルーベリーも!?

んん!?ブルーベリーって、普通は青〜紫っぽい色でしょ?そう思う方がほとんどでしょう。しかし、ブルーベリーの中にはハイブリッドと呼ばれる優れものも存在するんです。こちらのピンクのブルーベリーは「ピンクレモネード」という品種で、ハイブッシュとラビットアイの交配種です。受粉樹に使うブルーベリーを選ぶ際は、ラビットアイ系ブルーベリーがおすすめ!ピンクレモネードの果実を加工してジャムにしたら、もうほんとイチゴジャムみたいですね。

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⑤ ブルーベリーはこんなにもスゴイ!楽しみ方イロイロ

植木としても育て甲斐があり、収穫した果実でこんなにも楽しみが豊富な植物は、そうそうありませんよね。
今月号では、魅惑のブルーベリーを使った色んな楽しみをご紹介してみました。
また、ここで紹介した写真以外にも楽しみ方がたくさんあると思いますので、続きは皆さんでチャレンジしてみてください!


⑥ 店長から6月の栽培管理について

今月号はもちろん「ブルーベリー」です。ブルーベリーを植木として楽しむためのコツ

ブルーベリーの大好物「ピートモス」を使おう!


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ブルーベリー栽培に、まず知っておきたいのが、ブルーベリーは「ツツジ科」の植物ということ。ツツジ科の植物は酸性土壌を好みます。土壌のph (ペーハー) を調整し、酸性土壌にすることで、ブルーベリーは健やかに成長します。また、このピートモスの使い方は、追肥のときに土壌のまわりに穴を堀り、ピートモスをすき込むことで効果を発揮します。

酸性土壌という言葉が出てきましたが、オリーブなどのアルカリ性土壌を好むような植物には、対照的に「石灰」をまいてアルカリ土壌を作ります。豆知識として覚えておいてください。

ピートモスはブルーベリー以外にはどんなふうに使うの?


ツツジ科の植物全般の初期土壌改良材として使えるピートモスですが、乾燥防止や、土が固くなってきて水はけが悪いときなどにもお使いいただけます。ちなみに、花ひろばオンラインのピートモスは北海道産の原料を使用しており、安心・安全にお使いいただけるのはもちろん、土の団粒構造を改善し、保水性や通気性にも優れたピートモスです。


ブルーベリーに使う肥料ってどんなものを選べば良いの?


ブルーベリーやツツジ科の植物は、カルシウムが効果的。でも、カルシウムだけを補う肥料って、なかなか既製品では無いんですね。肥料の三大要素と呼ばれる窒素、リン酸、カリ。これらをメインにし、化成肥料は8:8:8の割合で作られますが、肥料過多も危険ですので、カルシウムだけを効果的に補いたい。そこで効果的なのが、「ブルーベリーを丈夫に育てる肥料」です。この丈夫に育てる肥料には、ブルーベリー栽培に必要なカルシウムがしっかり補えて、与え方も簡単!年に2回、春と秋に地表にまくだけでO. Kです。さらに上手に育てて収穫するコツとして、カルシウム肥料と併用してアミノ酸を含んだ有機質肥料と併用して使うことで、さらにブルーベリー栽培が飛躍的にレベルアップするでしょう。

 


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ブルーベリーの剪定についてですが、難しく考える必要はありません。ブルーが花を咲かせる時期が春ですので、剪定は冬の時期までに行うのが理想的。剪定方法は上のイラストで解説したように、邪魔な小枝を間引く剪定と、樹形を乱す暴れた樹形を根元から切り落とす。

豆知識としては、ブルーベリーをたくさん収穫するために、1年生や2年生などの小さい苗木から育てる場合、摘蕾 (てきらい)と主幹剪定が効果的です。必ず行う必要はありませんが、木が若いうちからシュートが伸びすぎていたり、蕾や花芽をたくさん付けていると株の成長が鈍化します。ですので植え付け1年目はとにかく枝もすっきりと短めの状態をキープしつつ、成長の妨げになる不必要な枝は剪定してあげると良いです。

 


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ブルーベリーの結果習性と、花芽の切り戻しについて


ブルーベリーの結果習性として、葉芽の上で花芽が上がってきます。そして、花が咲いたあとに果実が房状に上がってきます。果実を付けた枝は収穫後、ゆっくりと枯れていきます。ですので果実がついた後の枝は剪定してあげてください。

花芽の切り戻し剪定の際にお好みでベーサルシュート (根元から勢いよく伸びた枝)も根元から剪定してあげても良いです。これはあくまでお好みですが、ベーサルシュートは樹形を乱す反面、良い枝なので残しておいても問題ありません。

ただし、鉢でコンパクトに育てている方の場合は、確実に樹形が暴れますので、切り落としても良いでしょう。逆に生垣やグランドカバーなど、植木として育てている方は、残して少ない本数で広範囲にブルーベリーを楽しむのも良いでしょう。

 

 

 

ではまた7月号でお会いしましょう!