柿の木の育て方

  • 柿は種が入らなくても結実します(単為結果)が、若い木などは果実が肥大する前に生理落下したり、渋がぬけない場合もあります。種が入ると甘みが増します。

  • 地域にあった品種を選んでください。
    甘柿の場合、9月の平均気温が21〜23度以上、10月の平均気温が15度以上の地域が適し、11月の平均気温が12度を下回る地域では、甘柿でも渋が抜けきらないなど不安定になりやすいです。寒い地域では気温が下がる前に収穫ができる“早秋”、“前川早生次郎”などの早生品種をおすすめします。

  • 植え付け適期
    秋〜梅雨位までに植え付けします。最適は秋です。葉が芽吹いた後に植え付けする場合は根を崩さないように植えてください。梅雨以降に植え付けする場合は水やりを忘れずに。

  • 植え付け用土
    肥沃で通気性がよく、やや湿り気味の土がいいです。根が深く張る割りに乾燥に弱いので、夏に乾燥させないように堆肥を良くすきこんだ保水力のある土に植えてください。

  • 剪定方法
    「柿は枝ごと折れ」という言葉があります。果実のついた枝には翌年果実がつかないので、収穫時に剪定もかねて枝ごと切るという意味です。花芽は夏につけ、翌春に開花し結実しますので、夏以降の剪定は花芽のついていない枝を見極めて剪定します。12月に行うのが最適。花芽を見極める自信がない場合は花後に剪定してください。樹勢が強く、枝が立ちやすいので、樹冠内部の日当たりが悪くなりやすいので、剪定は樹冠内部にも日が入るようにします。夏に新梢を付け根から落とし、間引く剪定をします。

  • 仕立て方
    柿は高木になり樹齢が長い反面、幼木期は成長が遅く、芽吹きも遅いです。1年生は主幹を60cmくらいに切り戻して植えます。最初はなるべく剪定を控え、日当たりの悪い不要枝だけ間引く程度にして、残す枝は先端を切り戻す程度にします。2年目以降は横に伸びる枝をなるべく水平に誘引し、剪定は冬に枝先を切り戻す程度にします。3〜5年後の冬に主幹を芯を止め(先端を分岐点の上で切りつめます)、主枝を3〜4本にして開心自然形(主幹がなく、枝が全体に横に伸びる樹形)にします。1m以上の徒長枝にはあまりいい果実が着かず、短い枝にいい果実がつきます。

  • 肥料
    12月ごろ有機質肥料を与えます。

  • 病害虫
    主な病気は炭そ病や落葉病です。生育期は落葉した葉は放置せずに処分します。害虫はカキノヘタムシガが発生します。6月と7月下旬にスミチオン乳剤を散布します。


◎柿は春の芽吹きも遅れがちです。また、葉がなくなった真冬に果実を完熟させてきます。
葉をつけている期間が短いので、病害虫対策をしっかりして、葉がある時期にいかに栄養を蓄えさせるかが冬の収穫を大きく左右します。

お断り(その1)・・・柿は春の芽吹きが極端に遅い場合があります。
苗が枯れているのではなく、春に休眠からさめず、全く芽吹かずに翌春芽を吹かす苗もあります。芽吹かない苗木の交換や返品はお受けしておりません。あらかじめご了承ください。

お断り(その2)・・・柿の根は細根が少なく、ポットの中で土となじんでいない場合があります。
柿は直根性で細根がでにくいので、接木して間もない苗は細根が少ししかないのです。

「もも、くり3年、柿8年」といいますが、
柿は全て接木苗ですので結実まで早いもので4年くらいで結実します。

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◎どの果樹もいえることですが、2品種以上植えると実付と甘さが格段によくなります。
柿は受粉しないでも実をつけますが、生理落果が多く結実が安定しません。
より実付きを良くし、糖度をあげるために柿の専門農家では受粉樹として
さえふじ」か「禅寺丸」を近くに植えてます。

「◎.◎受粉相性の良い別の品種もぜひご覧下さい。◎.◎」

  受粉樹に最適

さえふじ
受粉樹に最適

禅寺丸