コンパクトな四季咲きの薔薇としては非の打ち所がないバラ
ロサオリンエンティスから登場したシエラザードは木村卓功氏が作出したバラです。国際バラとガーデニングショウで何枚も写真を撮っちゃったバラ。日本の高温多湿環境でもよく育ち、コンパクトな四季咲きの薔薇としては非の打ち所がないといろんな人に言われるくらい良いバラです。木村卓功氏のバラでは古いほうの品種になってきましたが、いまだに強い人気を誇ります。2022年発表の花ごころ社の取り扱い品種の中でのランキングではランキング圏外ですが。紫がかった濃いピンクの中輪花。ややグラデーションがかかりつつ、先端に刻みの入った花弁が重なり個性的な花色、花形です。花の形が花弁の先が尖って、個性的。香りも良いし、四季咲きも抜群、樹形も乱れない。耐病性は中の上くらいですがすごく育てやすい。
耐病性の強いスプレーブッシュで育てやすく、春から秋まで、非常によく花を咲かせてくれます。
花名は、アラビアンナイト(千一夜物語)の物語を、千夜にわたって王に語る大臣の娘の名から。19世紀のロシアの作曲家リムスキー・コルサコフの同名の組曲もあります。
2018年 モナコ国際バラコンクールで、芳香賞とフロリバンダ部門賞をダブル受賞
シュラブローズはブッシュローズ(木立バラ)とクライミングローズ(つるバラ)の中間的な樹形で、やや高性になるものや半つる性になるものです。鉢植えや花壇、オベリスクなど使い勝手が良いので、用途やシーンを選ばずに用いやすい品種が多いです。
シュラブローズは冬に強い剪定をして木立ちにしてもいいし、トレリスとかオベリスクに誘引しても楽しめます。どっちかといえば、トレリスやオベリスクに誘引して大きくした方が、たくさん花が咲くボリュームがある鉢植えで楽しめます。ベランダで楽しめるつるばらと言う感じです。