イヌツゲ ヒレリー
キンメツゲよりも葉が濃く、他の植物を邪魔しないお庭の名脇役。
春はキレイな青葉
葉が細かいイヌツゲの矮性種
犬柘植(いぬつげ)のヒレリーは矮性種で、あまり大きくなりません。枝葉は広がりやすく、ボリュームが出ますが、自然と窮状に育っていき、メンテナンスも少ない木です。もちろん刈り込んで玉仕立てにもできます。
見た目はクサツゲなどとそっくりですが、微妙に特徴が違います。イヌツゲのほうが葉が固めで枝も固めです。特に葉色の違いを利用して、クサツゲと交互にグランドカバーとして植えると、お庭の低い位置でコントラストを楽しめます。もちろん、枝を伸ばして低めの生け垣仕立てにすることも可能です。
イヌツゲの仲間は酸性土壌を嫌う性質はあるので、鉢植えなら培養土で、地植えなら堆肥を使って植えて、年1~2回くらいの割合で苦土石灰を株周りにまいてアルカリ土壌にすると良いです。6月に小さな黄色っぽい白い花が咲き、10月ごろに黒い小さな実がなります。
姿は似ていますが、ツゲとは全くの別品種で高級木材のツゲ似ているのに、木材として役に立たないことから「イヌ」ツゲと名づけられたようです。ですが、成長が早く刈込にも耐える、トピアリーにも最適ということで、使い勝手の良い庭木として人気があります。盆栽の世界では、このイヌツゲをツゲと呼ぶようで紛らわしいことこの上ないです。
クサツゲとヒレリーの違い
わい性イヌツゲ ヒレリー の特徴
学名
|
Ilex crenata モチノキ科 モチノキ属
|
別名
|
ヤマツゲ、ニセツゲ
|
開花時期
|
6月頃
|
花色・大きさ・花形
|
白・小花(0.3cm位)
|
最終樹高
|
地植え:0.3m ~ 0.5m 鉢植え:0.3m ~ 0.5m (耐寒性常緑低木)
|
最終葉張り
|
0.2m ~ 0.7m
|
栽培用途
|
鉢植え、地植え、グランドカバー、生け垣、ボーダー、トピアリー
|
成長の早さ
|
遅い (0.1cm/年)
|
植栽適地
|
東北以南~九州
|
育てやすさ
|
★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた~半日陰、耐陰性強い、土壌酸度:弱アルカリ性 耐寒性強い、耐暑性強い、耐乾性強い
|
耐病害虫性
|
耐病性:強い 害虫:普通
|
芽吹き時期
|
5月
|
苗木部の配送料金について
こちらの商品の送料区分は・・・
小梱包(小型宅配便)です。
※送料は購入手続きにて配送先住所を指定した際に表示されます。
※離島・一部地域は追加送料がかかる場合があります。
送料については
こちら
お届けする商品について
商品について |
商品はポット苗です。根鉢の部分も含め高さ約30cmです。根鉢の大きさは5号(直径15cmポット)です。
|
ヒレリーの育て方
植え方・用土
基本的に植え付けは10月~入梅までに行います。水管理だけ気をつければ通年植え付けができます。酸性土壌を嫌う性質はあるので、鉢植えなら培養土で、地植えなら堆肥を使って植えて、年1~2回くらいの割合で苦土石灰を株周りにまいてアルカリ土壌にすると良いです。
日陰にも強いです。良い水はけの良い肥沃な土壌に植えます。土質は選びませんが、花ひろば堆肥“極みや完熟の腐葉土をすきこんだ土に浅めに植え付けします。鉢植えでも大丈夫です。
水やり
雨が当たる環境で地植え(露地栽培)の場合、よほど乾く場所でなければ水やりは必要ありません。鉢植えでは土が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料のやり方
2月ごろに寒肥として鶏ふんと腐葉土や花ひろば堆肥“極みを株周りに穴を掘り与えます。
酸性土壌を嫌う性質があるので、年に2回くらい、株周りに苦土石灰をまいてください。
剪定方法
特に剪定は必要ありません。樹形が乱れたり、込み合うような枝を取り除く程度です。
刈り込みにも強いです。
病害虫の予防法
春~秋にハマキムシがつくことがあります。まめに観察して、葉が食害されていないか注意します。ハマキムシが発生したらマラソン乳剤などで駆除します。