デビッドCHオースチン氏により作出され、デビッド・オースチン・ロージズ社が「イングリッシュローズ」というブランド名で販売している、今世界で注目されているバラ達です。オールドローズの可憐な魅力と香り、モダンローズの豊富な色と四季咲き性、両方の良さを併せ持つのが魅力で、「花の美しさ」「丈夫さ」「葉の美しさ」「香り」「樹形」など数多くの基準をクリアしていないと発売されません。
イングリッシュローズ。デビッドオースチン社のバラは新苗は生産がありません。
Rosaceae Rosa”Thomas Becket”
バラ|トーマス・エイ・ベケット 大苗
オールドローズよりも、より自然な低木状に育つので原種のバラに近いと言えます。
個々の花はインフォーマルなロゼット型から、やがて浅めのカップ咲きに開くころが最も魅力的です。花が咲き進むに連れて、花びらが反り返ります。枝垂れた枝には中輪の花が、うつむき加減に魅力的に咲きます。オールドローズの香りにはっきりとしたレモン系の香りが混じります。この花色は表現するのが難しく、また写真におさめるのはもっと難しいのですが、魅力的な明るいレッドからカーマインレッドへと色あせます。気取らない雰囲気があり、インフォーマルな場所に植えるのに適しています。大きな房で咲くので、房ごと花がらを切り戻すとさほど樹形は乱れません。きわめて強健で丈夫な品種。うどんこ病に強い。黒星病に強い。鉢栽培にも向く。
シュラブローズはブッシュローズ(木立バラ)とクライミングローズ(つるバラ)の中間的な樹形で、やや高性になるものや半つる性になるものです。鉢植えや花壇、オベリスクなど使い勝手が良いので、用途やシーンを選ばずに用いやすい品種が多いです。
シュラブローズは冬に強い剪定をして木立ちにしてもいいし、トレリスとかオベリスクに誘引しても楽しめます。どっちかといえば、トレリスやオベリスクに誘引して大きくした方が、たくさん花が咲くボリュームがある鉢植えで楽しめます。ベランダで楽しめるつるばらと言う感じです。
トーマス・エイ・ベケット の特徴
学名
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Rosaceae Rosa”Thomas Becket” バラ科 バラ属
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作出年・作出者
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2013年 (イギリス・デビッド・オースチン・ロージズ株式会社・デビッド オースチン)
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開花時期
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5~11月 (四季咲き)
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花色・大きさ・花形
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赤・大輪咲き(8cm位)・ロゼット咲き
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香りの強さ
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★★★☆☆ 中香 ダマスクにティー
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最終樹高
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地植え:0.9m ~ 1.2m 鉢植え:0.9m ~ 1.2m (耐寒性落葉低木)
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最終葉張り
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m ~ 1m シュラブ性
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栽培用途
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鉢植え向き、地植え、庭植え、花壇、
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成長の早さ
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樹勢は普通
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植栽適地
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日本全国
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育てやすさ
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★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた、耐陰性やや弱い、 耐寒性普通、耐暑性普通
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耐病害虫性
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耐病性:やや強い 害虫:強い
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芽吹き時期
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3~4月頃
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トゲの大きさ
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トゲは普通
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花言葉
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(赤いバラ)、あなたを愛してます、愛情、美、情熱
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