山桃 ( ヤマモモ ) 十六もも
500円玉サイズの大実やまもも。
「十六桃」は別名「徳島山桃」「十六楊梅」とも呼ばれ、ヤマモモの中でも大きい果実が楽しめる品種です。大きいものでは500円玉くらいの大きさになるといわれており、果汁がタップリで甘みも強いです。病害虫にも強いので、初めてのかたにもおすすめの果樹です。
ヤマモモ全般の特徴
山桃(やまもも)は潮風や公害に強く、病害虫もほとんどつかない丈夫な植物です。根に根粒菌が共生するおかげで窒素分を自給自足するため、肥料要らずでやせ地でも育ちます。植え付け後はほとんど手入れは必要ありません。病害虫に強いので庭木や街路樹、公園樹としても人気です。赤い果実が落果して地面を汚すのを嫌うため、街路樹や学校などに植えられているのはほとんどがオスのヤマモモです。ヤマモモの果実はメスにしかつきませんが、オスの花粉は数キロ飛散します。結構近所にヤマモモが植えられているので、メスだけ植えてあればたいてい自然受粉で実がつきます。
幼木期は寒さが苦手ですが、成木では比較的寒さには強く、仙台市や弘前市でも植栽されています。
雌雄異株でメスにしか果実はなりません。
十六桃 の特徴
学名
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Morella rubra ヤマモモ科 ヤマモモ属
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別名
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徳島山桃、十六楊梅
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開花時期
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4月頃
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花色・大きさ・花形
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ピンク・極小(1cm位)・房状
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収穫時期
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6月中旬~6月下旬
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果実の大きさ
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★★★★☆ 大実 15~20g 豊産性あり
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果実の用途
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生食、果実酒、ジャム、シロップ漬け
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結果年数
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4~5年
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自家結実性
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1本でならない(雌雄異株。ヤマモモは花粉は数キロ飛散します。街路樹や公園にヤマモモのオスが植えてあることが多く、メスだけ植えればたいてい結実します。確実を求めるならオスを近くで植えましょう。確かな実と書いて、確実なんだと今気づきました。)
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推奨受粉樹
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ヤマモモのオス木
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最終樹高
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地植え:3m ~ 10m 鉢植え:1m ~ 2m (耐寒性常緑高木)
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最終葉張り
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1m ~ 5m 半開帳性
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栽培用途
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果樹畑、花壇、鉢植え(7号鉢以上)、庭木、記念樹、シンボルツリー
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成長の早さ
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普通 (30cm/年)
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植栽適地
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関東以南
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育てやすさ
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★★★★★ 初心者に超おすすめ 日照条件:日なた、耐陰性強い、土壌酸度:弱酸性 豊産性あり、耐寒性普通、耐暑性強い、耐乾性普通
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耐病害虫性
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耐病性:とても強い 害虫:とても強い
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芽吹き時期
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5月頃
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花言葉
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教訓、一途
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商品は1年生接ぎ木苗です。根鉢の部分も含め高さ約75cmです。根鉢の大きさは直径約10cmです。1年生苗とは苗木ができて1年目の苗です。
※花や果実は基本的についておりません。 ※冬~春は寒さで葉が黄色くなったり、落葉して少なくなっていることがあります。 ※こちらの商品は鉢植え栽培も可能です。 |
ヤマモモ メス 十六桃の育て方
植え方・用土
土質は選ばず、やせ地でも良く育ちます。水はけの良い土壌に植えてください。
地植えでは腐葉土や堆肥をすきこんだ土に植えてください。
鉢植えは培養土かみかんの土で植えるとよいです。
2~3月ごろが植え付け適期ですが水管理に注意すれば年中植え付けできます。苗木は寒さに弱いですが、成木になるにつれ耐寒性が強くなります。寒冷地では春植えをおすすめします。
根の土はなるべく落とさないようにして植えたほうが良いです。
水やり
4~9月に地植えした場合は雨が降らない日が何日も続いたり、土が良く乾く場合は水をたっぷりと与えてください。9月以降は水やりは控え雨だけで育てます。
鉢植えでは土が良く乾いたら水やりをお願いします。4月下旬~梅雨入りまで、梅雨明け後から8月中旬ごろまでは水切れしやすいです。
肥料のやり方
基本的に必要ありません。根に菌根菌が共生しているので窒素分は自給自足します。 冬に寒肥として、堆肥などを用土にすぎ込んでいただくと良いです。
花芽の付き方
前年の春枝の葉腋に花芽がつき、翌年の春に開花します。花数が多かったり、樹勢が弱っていると春枝が伸びずに花芽ができなかったりして隔年結果しやすくなります。
剪定方法
剪定は込み合う枝を間引く程度。樹冠内部の日当たり、通風のために、込み入った枝を間引く程度で大丈夫です。芯を止めなかった場合、樹高はだいたい3~4mくらいになります。
樹高が2.5mくらいになったら年1回の剪定時の剪定する量を葉の枚数を半分以上減らさないように意識して切り戻してください。
隔年結果を防ぐために着花数を減らしたり、込み合う前年伸びた枝を間引いてください。
病害虫の予防法
病害虫はほとんどつかないので心配無用です。